2012年、7月15日の船橋ダービー

  • 源内
    2012年07月17日 21:24 visibility415

ダービーと言ってもお馬さんではありません。しかし船橋市には

・中山競馬(公営)
・船橋競馬(地方)

と、2つの競馬場があります。

ヒトツの市内に競馬場が2つもあるだなんて、なんて税金収入の堅い自治体なんざんしょ。それに船橋競馬場近くには船橋オートレースもあります。更にららぽーと、IKEA南船橋など、いずれも集客率の高い店舗や法人があり、税金収入が見込めるものが沢山ありますね。
その割に市民サービスを余り使わないのも、千葉都民の特徴です。毎日都内まで勤めにでていて、土着意識が低いからだそ~です。うん、確かに余り活用してない。(都内勤務の船橋市民)



そんな土着意識の低い私でも注目したのが、県立船橋高校対市立船橋高校の夏の甲子園予選。

ご存知の方はご存知だと思いますが、市立船橋、通称市船は野球とサッカー、ほか、スポーツの強豪です。何人ものプロ選手を輩出しているスポーツのエリートです。

対して県立船橋、ここは千葉県内では指折りの進学校。

千葉、千葉東、東葛飾、渋谷幕張、昭和秀英、日大習志野、東邦大附属、市川

この辺りが所謂千葉のエリート天上界と呼ばれる学校ですが、正にエリート学校で、私たちの頃の物差し、偏差値で言うと70台の人たちが入る学校です。

東大、京大、東工大への進学者多数。偏差値55以下50位だった私には、ここいらに行く同級生は神みたいな存在にしか見えなかった。私は社会だけ偏差値70で、後は国語がまあまあ、それ以外はチンプンカンプンの典型的な文系でした。


下馬評では当然市船有利、私もそう思っていました。


しかし、もうご存知だと思いますが、県立船橋の勝利でした。いやあ、ビックリしましたね。渡り鳥日記、でも先ほど守備リズムが大切、と書きましたが正にそれを地で行ったのが県立船橋でした。

観戦している限りでは、県立船橋は市船に比してそれ程野球レベルは高いようには思えませんでした。しかしエリート学校らしくきちっと相手が厭がるように抑え、ワンチャンスを確実に物にした、と言う感じでした。正に野球の神様、が県立船橋の味方をした、そんな気すらしました。野球の神様とは、言うまでもなくスポーツ全体に存在するであろう、「流れ」だと思います。

流れを産み出す、引き込むのは一つ一つの積み重ねによる地味だけど、確実なプレーと、ちょっとした、勝負強さだと私は思います。その勝負強さは集中力を高めた者にだけ判る「間」であり、集中力が高い者だけが手にする事の出来る、「運」の強さです。

だからスポーツ全体に言える事は、地味だけど基礎を繰り返す事が大事で、その繰り返しを厭と言う程しないと、身に付かない実力なんだと思います。そう、学校の勉強とそれは一緒の世界です。


 
拓大紅陵も敗退した今年の千葉県予選は、これからも何があるか判らないものですね。

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