起死回生の勝利

Fリーグ第29節






仙台戦 4-2 勝利






少し時間が過ぎましたが、リーグ戦での最後の仙台との対戦を何とか勝利することができました。






試合を一言で振り返ると“命からがら”勝ちきったと言う表現が正しいでしょうか?






残り1分28秒で2-2の同点に追いつかれ時は絶対絶命のピンチでした。






しかし、そこから一切のためらいなく仕掛けたパワープレーからすぐさま決勝弾が決まった瞬間はまさに起死回生の思い。






時間にしてたった12秒間の間に地獄と天国の狭間をさまよった精神は、常軌を逸っする興奮状態でした。






そして試合終了と同時に訪れた安堵の思いと、試合が終わるまで知らなかった他会場の結果を知った時の喜びはどれほど大きかったことか容易に想像つくことでしょう。






試合が終了して数十分は胸の高鳴りがおさまりませんでしたからね。






地元仙台を全力で応援する仙台ファン、サポーターの雰囲気、これまで以上に徹底した守りの意識とプレーを貫いた仙台の信念は素晴らしかったです。






これまでの2試合がどちらも大差で勝った試合だっただけに、3戦目は必ず何かしらの奇策でくるであろうと予想して準備をしていましたが・・・






それを上回る準備をしてきた比嘉監督、実践した仙台の選手たちを称えたいです。






どんな状況でもホームで勝つために必死に戦う姿勢は我々も見習うべき部分があったと思います。






しかし、そんな難しい試合を制した府中の選手の最後まであきらめずに勝利を目指した執念は素晴らしかったですね。






まずは苦しい試合展開にしてしまった自分たちの詰めの甘さを反省しなければなりませんが、






あの追いつめられた状態で、一発で決めきる正確なプレーを引き出した5名の選手とそれを信じきっていたベンチの選手、スタッフのタフなメンタルは相当なものだと思います。






通常パワープレーは負けているチームがリスクを背負って、そのプレッシャーと戦いながら実行する戦術ですが、あの瞬間はチームメンバー全員、誰一人恐れるものはおらず、皆の勝ちにいくぞと言う勢いを感じました。






今振り返ると、あの一連のプレーが技術的に素晴らしかったのはもちろんなんですが、その精神的な勢いこそが成功をもたらした一番の要素だったのだと信じています。






また難しい場面でピンチを救った柿原の第2PKのビックセーブについても、日々の努力の賜物と、それを恐れることなくピッチに飛び込んでいった彼の勇気に敬意を表します。






同じ1989年生まれのナオトも最後のパワープレーで貴重な仕事をやってくれましたね。






そして、この貴重な試合で久しぶりの復帰を果たしたジョーについては、決して本調子ではない中で精一杯のプレーを見せてくれたことに感謝しています。






試合前、皆にピッチに入った最初のワンプレー目は自分の得意なプレーを見せてくれと言った私のオーダーにこたえる得意のフェイントからのドリブル突破はお見事でした。






彼のプレーがチームに勇気を与えてくれたと思います。






ここからさらなる復調を期待しています。






このように厳しい試合を、文字通り“全員プレー”で制すことができました。






こうした試合が経験できたことは、チームにとって大きな成長に繋がりますね。






この先どんな大きな困難が訪れても、恐れず、あきらめずに最後まで戦い抜くことができるでしょう。






さあ、これでいよいよリーグ戦も残り4試合。






プレーオフへの残された切符はあと2枚。






今週末の名古屋セントラルで、今シーズン初のセントラル2連勝を果たして、プレーオフの舞台へ突き進みます!!

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