ことば

この時期になると、あまりうれしくない表現がたくさん登場します。

某巨大掲示板では、この手の話題を「ら」と呼びますが
これも「〜ら」と記事にすら名前が出なかった選手の報道がきっかけで生まれた表現です。

“レンタル移籍” 決して選手たちはモノではありません
“戦力外” 戦力じゃない選手なんて、いません
“ゼロ円提示” その選手の価値がゼロだなんてことも、ありません

期限付き移籍や契約非更新(契約満了)とか表現を変えてみたところで結果は変わりません。

厳しいプロの世界ですから、ある程度は仕方のないこと。
それはわかっていても、やはりこの時期にはさびしい気分になります。

Jリーグができたとき(そして、その後も)、あれこれと用語が指定されました。
 球団やチームではなく、クラブ
 自殺点ではなく、オウンゴール
 ファームではなく、サテライト などなど
問題は、コトバじゃない。

Jリーグのクラブ数は、どんどん増えます。来年には18+18で36。
何がなんでもJリーグ。とりあえず、プロ。クラブが増えるということは
それだけ選手も増えて、悲しいコトバも多くなるということ。
一度上に上がってしまうと、人間変わってしまいます。
JFLを「底辺」と言った選手がいるくらいですから。

ここで思い出したこと。JFLに所属するホンダは、その実力がありながらも
会社の方針としてJリーグ入りを目指していません。
そういう選択肢だって、あり。

拡大するのもいいけれど、残念ながらJの舞台を去っていく選手たちの
受け皿も、きちんと用意しておかないといけませんよね。

今の職場では、求職者の職業訓練のお手伝いもしています。
だから一層、そんなことを感じるのかもしれません。

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