インテル VS シャルケ

  • うじ
    2011年04月13日 20:25 visibility166

欧州CL準々決勝第一戦。昨年の王者インテルがホームにドイツのシャルケを迎え撃った。


 


<インテル>


GK 1ジュリオセザール


DF 13マイコン 15ラノッキア 26キブ 4サネッティ


MF 8モッタ 5スタンコビッチ 19カンビアッソ 10スナイデル


FW 9エトー 22ミリート


 


<シャルケ>


GK 1ノイヤー


DF 22内田 32マティブ 4ヘヴェデス 2サルパイ


MF 14パパスタトブロス 18フラード 17ファルファン 11バウムヨハン


FW 7ラウル 9エドゥ


 


注目の日本人対決。


長友はベンチだが、内田はスタメン出場。


 


 


開始早々、インテルはシャルケ最終ラインの裏にボールを放り込む。これをノイヤーが素晴らしい飛び出しでクリア。ハーフウェイラインまで大きくクリアしたが、なんとこれをスタンコビッチがボレー。ボールはぐんぐん伸び、無人のゴールに吸い込まれる。


スーパーゴールでインテル先制。


 


シャルケも反撃に出る。


内田が右サイドを駆け上がり、ややアーリー気味でカーブをかけたクロス。


これにラウルがDFの前に出てダイビングヘッド。これは枠をはずすが、素晴らしい展開。数分後には再び右からのクロスにラウルがあわせるもGK正面。


ラウルが立て続けにチャンスを作る。


 


インテル。


 


ミリートが左サイドで内田と対峙。


 


キックフェイントで内田をかわしセンタリングをあげようとするが、内田がスライディングでコースを防ぐ。そこでミリートは、右足首の力だけでアウトサイドを使ってのクロス。これをされるとどうしようもない。ボールは逆サイドスナイデルへ。ヘッドであわsるが枠の外。


 


 


注目の内田は、前半何度もオーバーラップで攻撃参加した。


守備面でもサネッティとの1対1を不利な体勢ながら止めるなど活躍。右サイドファルファンとの連携が素晴らしい。シャルケの中盤のフラードという選手が中盤で時間を作り、その間に内田が攻撃参加という形ができていた。


 


 


その後、CKの混戦からシャルケのマティブが決め1-1。35分、素晴らしい崩しからインテルのミリートが決め、インテルが再びリード。前半残り時間が少なくなってきたところで、シャルケの鋭いカウンターからエドゥが決め、2-2で前半を折り返す。


 


 


前半の感想。


ラウルは凄い!! トラップの技術やキープ力。そして時には最後列まで下がっての守備。体の使い方。スペインの至宝と呼ばれた男の力はまったく衰えていない。


シャルケはフラド、ファルファンといった選手も突破力やパスのつなぎがうまく、非常にいいサッカーをしていた。インテルはやはりスナイデルとエトー。スナイデルのカミソリのように鋭いパスはそれだけで見ごたえがあるし、エトーのトラップや切り返しも世界トップレベル。


 


 


後半立ち上がり攻めたのはインテル。


中心にいたのは10番。そう、スナイデルだ。開始早々。左サイドでボールを持つと、前線を走るミリートへ、シュートのようなパス!!これがミリートの足元にぴたり。あの強さで、あの精度。これはDFはどうしようもない。ミリートは落ち着いてシュートを放つがこれは枠をはずす。


 


 


直後、スナイデルからの縦パスを受けたエトーがPA内でタテに行くと見せかけ左へ切り返し。これでDFを振り切ると左足でシュート、これをノイヤーが右手一本でスーパーセーブ。


その後もスナイデルのボールタッチ数と比例してインテルが試合を支配。


このまま得点にいたるのも時間の問題と思われた。


 


 


しかし、流れを変えた男が居た。


 


53分、右サイドでファルファンがエドゥとのワンツーで中央に侵入。ファルファンはそのままゴール前にパスを送る。待ち受けていたのはラウルだ。体を回転させながら右足でターンすると、相手DFとの間に体をいれブロック。飛び出してきたGKをよく見て、右足でゴールに流し込んだ。これだけ複雑なプレーをいとも簡単にこなすのはラウルの真骨頂。


ベルカンプを彷彿させる素晴らしいゴールだった。


 


 


この後、シャルケはOGとエドゥのゴールで更に加点し、5-2でインテルを下し、準決勝進出をほぼ確実なものにした。長友は76分から出場したが、出場時間が短いため見せ場は少なかった。 それにしても、インテルの5失点のうち3点は左サイドを崩されたもの。フラードやファルファンをうまく止められなかったことが敗因の一つだと思う。長友が先発で出ていればといのは贔屓目でしょうか。


 


 


日本人対決として注目を浴びたこの試合。


攻守の切り替えが速く、一瞬も目が離せない素晴らしい試合でした。


 


 


MVPは、いまだに衰えを見せない技術の高さを示したシャルケFW・ラウルです。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

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