2011・ACL 名古屋 VS FCソウル
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うじ
2011年04月07日 22:47 visibility131
初戦を落とし、これ以上は負けられない名古屋。
ホームにFCソウルを迎えての一戦。
<名古屋>
GK 1楢崎
DF 32田中隼 4闘莉王 5増川 6阿部
MF 7中村 10小川 8藤本
FW 18永井 25金崎 16ケネディ
名古屋は、中盤またはバックラインでパスをまわすばかり効果的な崩しができない。
2分には金崎がシュートを放つが、その後はケネディが厳しいマークにあったこともあり、淡白な攻撃に終始。見せ場は11分、金崎が右サイドでボールを持ち、体を入れながらくるっと反転して、相手DFを置き去りに。単独突破でチャンスを演出するがクロスの後のシュートがミートせず。得点には至らないが、金崎の素晴らしい個人技にスタジアムが沸く。
逆に12分、ソウルの右ハーフ、キム・テファンに阿部が切り返しでかわされ左足でシュートを放たれる。しかしこれは増川がブロック。 決定的なピンチを防ぐ。FCソウルは、2トップに高さと足技を兼ね備えたダムジャノビッチ、南米ならではのテクニックを持つムラノという脅威の2トップを擁し、彼らにボールを預けて2列目が攻めあがってくる。この2人のFWと、闘莉王、増川という巨漢CBの争いは非常に迫力があった!!
何度も1対1や空中戦を繰り広げた、この試合、増川と闘莉王の2人は最後のところで非常によく踏ん張ったと思う。
得点が生まれたのは12分。
名古屋のロングボールをソウルDFが処理を手間取っていると、永井がすばやいアプローチでボールをかっさらい、そのまま圧倒的スピードで2人を置き去りにすると、GKの位置をよく見て、そのままスピードを落とすことなくループシュート。
永井のプロ初ゴールで名古屋先制!!
前半は1-0で終了。
後半になると名古屋の足が止まり、攻め込まれる展開に。
ソウルのボランチのジェバロフやムン・ギファンがことごとくボールを拾う。前半は小川や藤本もよくボールに触れていたが、後半からはまるで目立たなくなる。
中村は時折泥臭い守備を見せたが、ボールを奪って中盤を省略して永井やケネディ目がけて蹴るのみ。苦しい展開。
10分にはFKから決定的チャンスを作られるが楢崎がスーパーセーブ。
15分、CKのこぼれ球をソウルのチェ・ヒョンテに拾われると、右サイド、35mぐらいの位置から超ロングシュート。世界レベルのシュートがゴール左隅につきささる!!
痛恨の失点!!名古屋が追いつかれる!
そこからはほぼソウルが一方的に試合を進める。
ジェバロフ、ムン・ギファン、コ・ヨハン、キム・テファンという中盤は誰もがレベルが高く、明らかに名古屋の中盤を凌駕していた。名古屋は、永井、金崎という2人が守備で目立たなさすぎた。W杯のときの大久保のような頑張りがほしかった。
永井のスピード、金崎のフィジカルは守備でも生きるはず。もっと頑張ってほしい。
後半終了間際、ようやく阿部のオーバーラップから鋭い回転をかけたクロスでケネディを狙うがこれもソウルDFに阻まれる。阿部は多彩なキックを持ってるし、名古屋はもっと阿部が攻めあがれる形を作りたいところ。
後半40分~は千代反田を投入しパワープレーに出るが、最後までゴールは奪えず。
名古屋にとっては負けに等しい引き分けとなった。
ソウルに中盤を支配されたこの試合。
ダニルソンが居れば・・・ 激しいディフェンスから自らボールを運べるダニルソン。
玉田不在も痛い。得点をあげた永井だが、キープ力やゴールに向かう迫力、キックの精度ではまだまだ玉田には及ばない。
非常に悔やまれる試合となった。
この試合のMVPは、力強い守備でゴール前で体を張ったDF闘莉王で!
- 事務局に通報しました。
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