がけっぷちの福岡が広島に勝利!!
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うじ
2011年09月27日 22:29 visibility211
1試合1試合全力で戦うしかない福岡は
ホームに広島を迎えた。
<福岡>
GK 1神山
DF 3山形 6丹羽 13小原 4和田
MF 22末吉 8鈴木 19成岡(16岡本) 14松浦(11田中佑) 24重松(7中町)
FW 10城後
<広島>
GK 1西川
DF 4水本 8森崎和 19盛田
MF 14ミキッチ 35中島(10ムジリ) 7森崎浩 16山岸(20石川) 9李 15高萩
FW 11佐藤
もはやJ2降格は避けられそうにない福岡だが
この日は序盤から気迫のプレーを魅せた。
3分
小原が李を倒しFKを与える。これを広島が意表を突いた
クイックリスタート
しかしこれを読んだのは丹羽。抜群の読みでこれをカバー。
5分にも神山がタイミングよい飛び出しで佐藤を止める。
この後も、守備の要・丹羽は李への猛烈なアプローチ
佐藤へのボールを見事なインターセプト。気持ちのこもった守備。
前線では重松がいつものように走り回り相手を追いかけまくる。
重松の懸命な姿に心を打たれない人はいないと思う。
しかしこの試合。
攻守にわたって最も奮闘したのは
松浦。
16分。個人技で突破にかかるミキッチに対し
和田とのサンドでボールを奪うと
そのまま一人でドリブルで駆け上がる。城後の裏へ見事なスルーパスを出すが
これは相手DFの森崎和が一歩上をいった。
見事な読みでカバー。
一方、攻撃面では鈴木、末吉の活躍に触れないわけにはいかない。
鈴木は低い位置から見事なゲームメイク。
昨年の中島のようなパスの差配。
末吉も長短のパスを織り交ぜゲームを創るだけでなく
自ら前線に飛び出すプレーを魅せる。
28分、末吉が右サイドでボールを持つと逆サイドを走る城後へ
カーブをかけた見事なボール
城後 これを完璧なタッチでDFを置き去りにするが
立ちはだかったのはGK西川。最高のタイミングで飛び出しブロック。
さすが日本代表GK。
前半、両チーム集中を切らさない。
松浦は相変わらずミキッチに対する気迫の守備。
40分、広島は見事なサイドチェンジからミキッチがフリーになり
PAに侵入しようとする。
しかしここに猛スピードで追いついたのは松浦。
後方からクリーンなスライディングでボールをかっさらうと
末吉へ。末吉は城後につなぎ城後がキープ
そこを追い抜いたのは末吉。城後から再びボールを受けると倒れこみながら
ゴールに流し込む。1-0。松浦の見事な守備から生まれたファインゴールだった。
前半は成岡のスルーパスや、重松のFK、山形の安定した守備など見どころ満載の内容で終了した。
後半もお互いに攻撃的な楽しい展開。
49分。重松が左サイドでボールを保持すると、水本を完全に翻弄し
中央へ。これを成岡が見事なターンでゴールに迫るが
これも森崎和。しっかり読んで止める。攻守ともにハイレベル。
後半途中から自力に勝る広島が
徐々にペースを握り決定的チャンスが増えるが
相手の決定力不足や福岡の守備陣の奮闘でゴールを割らせない。
福岡も城後のループシュートがバーをたたくなど
チャンスを作るが得点には至らない。
64分には足を吊った重松が交代。
最後は足を引きずりながらも相手に食らいついた重松にサポーターから暖かい拍手が送られた。ここで登場したのはキャプテン中町。
末吉を最終ラインに下げた5バックという布陣で広島の攻撃に耐える。
するとますますピンチの連続。
GK神山が退場でもおかしくないようなふファールで相手を止めるなど
バタバタの展開。
しかし前線の選手は集中力を研ぎ澄ませていた。
74分。相手ゴール前でのパスつなぎを城後、成岡の2人がチェイス。
城後が盛田ぼボールをカットすると
それを成岡が左足で決め福岡が大きい追加点。
最下位チームに負けられない広島は猛攻をしかけ
終盤にはミキッチのシュートがポストに当たる不運もありゴールを決められない。
福岡は丹羽を中心に、全力の守備。
最後の最後でゴールを許したが
皆の力で勝利を手に入れた。
丹羽は終盤、脳震盪を起こしながらプレーし
試合後は意識がなく、救急車で運ばれるという状態だったが
今はすでに練習に復帰しているとの事。
試合の記憶が一部とんでいるらしい。
それでもピッチに立つ根性とプロ意識はすごいと思った。
救急車で運ばれたというニュースを聞いたときは
本当に心配したけど
無事で何より よかった
この試合は本当に素晴らしい試合でした。
MVPはすごく悩むところですが
ここは攻守にわたって豊富な運動量でチームをけん引した
MF松浦で!
- 事務局に通報しました。
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