背水の陣、福岡が今季初の連勝!

  • うじ
    2011年10月04日 23:27 visibility127

 

 

前節広島に勝利した福岡はアウェイ大宮戦。

 

<福岡>

GK 1神山

DF 3山形 6丹羽 13小原 4和田

MF 22末吉 8鈴木(7中町) 19成岡 14松浦(16岡本)

FW 24重松(11田中佑) 10城後

 

<大宮>

GK 1北野

DF 32杉山(14橋本) 34片岡 20キム・ヨングォン 26村上

MF 6青木 17上田 13渡邊 16金久保(37ピンパォン) 11藤本(9石原)

FW 10ラファエル

 

 

連勝を狙う福岡は

この日も丹羽を中心としたDFラインを高く保ち

前線からプレッシャーをかける。

重松、城後、松浦らが積極的に相手を追い回す。

 

 

5分小原のヘッドでのクリアに素早く反応したのは

「江戸っ子」重松。

完全に抜け出しGKと一対一になるが

GKの正面に決めてしまう。これは決めないと。

 

 

11分ゲームメーカーとして完全に覚醒した「博多の一休さん」

鈴木を起点に重松→成岡→城後→成岡→松浦ミドル

多くの選手が絡み素晴らしい攻撃を見せる。

14分ファンタジスタ松浦のドリブルから重松がミドル

福岡が攻勢に出る。

 

 

守備陣も気合のこもったプレー。

18分、大宮・上田の最高にスルーパスに金久保抜け出す。

神山が絶妙のタイミングで飛び出しコースを消すと

倒れない

動かない

神山。

 

 

金久保は耐えきれずにシュート。これを神山がナイスセーブ。

神山の見事なプレー。

 

 

20分

藤本がサイドを抜け出しふわりと高いクロスをファーサイドへ

これに圧倒的高さであわせたのはラファエル。

激しくたたきつけ決まったと思いきや丹羽が間一髪クリア

前節救急車で運ばれた丹羽だが、この日も体を張った好プレーを連発。

実況でも言ってたけど、丹羽はもはや福岡の顔と呼ぶにふさわしい。

 

ここからはすべての選手が攻守に奮闘。

特に際立ったのは

鈴木。

新人時代の2008年とは比べ物にならないほど

体格がごつくなり、見た目もいかつくなった鈴木。

大宮の選手から幾度となく強引にボールを奪い

繊細なボールタッチで攻撃をけん引。

 

 

39分左サイド低い位置で鈴木が奪って重松→松浦とつなぎ、右サイド城後へ。

城後は左足に持ち変えると中央重松へ。重松はこれにヘッドであわせるがわずかに外れる。

40分にも鈴木から城後へスルーパスで決定機を演出。

 

 

鈴木のパスを起点に素早くゴールに迫るという

素晴らしい形がよくできている。

それにもっとも絡んでいるのは松浦。豊富な運動量でドリブルにパスに

縦横無尽に動き回り攻撃を活性化

守備陣でも前節でミキッチに対する激しい守備を見せたようにこの試合でも気持ちのこもった守備。

 

 

前半は0-0で終了。

 

 

後半、福岡は重松に代えて博多のオーウェンこと田中佑を投入。

45分にいきなりピンチを迎えるが山形が村上の突破をスライディングで止める。

48分、福岡は左サイドでFK獲得。

キッカーはもちろん一休。

一休は狙い澄ましてファーの田中佑へ。

田中佑はフリーになり中央へ折り返すと松浦が左足であわせる。

福岡先制!!松浦今シーズン2点目。

 

 

さらに48分、神山のキックをFWが落としたところ

一休鈴木が左足でメガトンシュート。パッと見て、「重い!」とわかる

まるで本田圭祐を思わせるようなシュート。前半にもメガトン級のシュートを放っている鈴木。

「小さい本田」と呼んでも良いだろう。

 

 

福岡はその後もいいペースで試合を進め54分には田中佑のインターセプト、55分には鈴木のインターセプトからチャンスを作る。

しかし60分過ぎからは大宮にセカンドボールをことごとく奪われる苦しい展開に。

丹羽・小原を中心に決定機は作らせないが

徐々に押し込まれる。

66分、この試合を作っていた鈴木に代え、チームキャプテンの中町を投入。

 

 

 

その1分後の67分、福岡はボールを奪うと

下がってきた城後へ、城後はワンタッチでターンしドリブルで持ち上がると

右サイドを猛スピードで駆け上がったのは

田中佑!!

その田中佑の前にボールを出すと

このスピードスターは一気にゴールライン際まで持ちこみ

相手DFとGKの間へクロス

成岡がニアに相手DFを引っ張り

ファーに走りこんだのは

城後だ!!

左足であわせ追加点!まさに絵にかいたようなカウンター!

八女出身の田中佑、久留米出身の城後!生え抜きの福岡県出身コンビで福岡が追加点!

 

 

城後は前半にも見事な反転から強烈な

右足シュートがあったし今年は好不調の波はあるものの、

FWとして素晴らしい活躍を見せていると思う。

 

 

福岡は最後までチーム全体が「一つも負けられない」という気持ちを見せた!

73分には山形が右サイド低い位置でボールを拾ったが

自分の前に広大なスペースを見つけるやいなや

ドリブルで一気にゴールエリア付近まで持っていきクロス

こんなにスピードがあって積極的な山形は初めて見た!

 

 

そしてなんといっても特筆すべきは

最後までラファエル相手に集中力を切らさず守り切った

丹羽、小原の活躍だろう。

この試合、ラファエルは随所に能力の高さを見せたが

福岡のDF陣が体を張って抑える。

 

 

そして待ちに待った終了のホイッスル!!

2-0!見事な完封勝利で今季初の連勝!

 

 

この試合のMVPは

最後まで集中を切らさず守り切った

DF丹羽で!!

 

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