アビスパのJ1昇格

　アビスパを応援するようになって12年、和歌山に住んでいた当時からアビスパサポーターだった僕。こんなに嬉しい日が来るとは。

2007年に福岡に引っ越してきて４年。

長かったJ2での４年間。

　今思い出すのは、2008年JFLから昇格したてのFC岐阜に５分で５点を取られ１－５で惨敗した試合であったり、同じく2008年ホームで山形に0-3で完敗した試合。2009年東京V戦での応援拒否。2009年、ライバルのサガン鳥栖に一度も勝てなかった事。

過去の観戦記を読み直すと、絶望的な気分になったことが一度や二度ではないことがよく分かる。

　今年は４試合しか行けなかったけど、この４年間可能な限りスタジアムに足を運び、ケーブルTVで中継（録画）された試合は全部見た。　チームのもっとも苦しい時期ずっと応援してきただけに、今回の昇格は本当に感慨深い。

　今年の昇格の要因は色々あるけど、一番大きいのは社長が代わった事だと思う。大塚社長は若く情熱に溢れる人で、今年の開幕戦。

「選手はピッチを走り、私たちは街を走る」

「僕たちの街にはアビスパがある、そう胸を張って言えるチームを作る」

という決意表明。

その決意が選手を後押ししたのか、その試合福岡は昇格候補の甲府を３－１で一蹴。

「今年は何か違う」と思わせてくれた一戦だった。

　来年から戦いの舞台はJ1に移る。

観客動員が一時増えると思う。弱かったら応援しない、J2なら応援しないという、にわかファンが増えるから。そのにわかファンに、「アビスパっておもしろい」「自分たちの街にサッカーのチームがあるのは幸せだ」「これからは強くても弱くても応援しよう」と思わせるような選手のプレー、スタジアムの雰囲気を皆で作っていかなければ。

前も書いたけど、Jリーグは自分たちの力で作り上げていくもの。

　これからもアビスパを応援し、Jリーグ全体を応援し、日本サッカー界の底辺としてますます頑張っていこうと思います！！