きっちり大勝！！

　前節今シーズン初黒星を喫したアビスパ、この日は開幕戦以来のホーム、博多での試合！！

対戦相手はカターレ富山。

＜福岡＞

GK　23六反

DF　３山形　６丹羽　５田中誠　17中島

MF　15中町　22末吉　11田中佑　14永里

FW　９高橋　19大久保

<富山＞

GK　1中川

DF　19西野　3堤　6濱野　16谷田

MF　10上園　18カン　17木本　7朝日

FW　9黒部　15石田

 福岡はベストメンバー復活。　富山は昨年まで福岡に居た黒部がスタメン。暖かく拍手で迎える。

　試合は、立ち上がり５分は福岡がリズムに乗れない。強風もあり富山のロングボール攻勢にやや苦しむ。しかし７分頃からようやく中島にボールが集まりだす。正確無比のパスで攻撃の起点となる。６分、中島のタテパスからサイドチェンジ。右サイドからのクロス。ようやく福岡が富山ゴール前に迫る。８分には、中島がハーフウェイラインよりやや前方ｆでボールを持つと、スタジアムすべての人間の意表をつきいきなりゴール前へ。キーパーとDFの間にボールを入れ、そのボールに触ったのは田中佑。ループ気味で狙うがわずかに外れる。惜しい。

　その後は圧倒的に試合を支配する福岡。MF末吉は中盤で献身的な守備を見せ、鋭い出足でこぼれ球を拾う。MF中町は、DFがボールを持ったときに必ずパスコースに入り、つなぐサッカーの具現者となっている。

「やって当たり前」と思われるかもしれないが、それができていなかったのが昨年までのアビスパ。

　セットプレイ。中島のFK、末吉のCKで惜しいシーンを何度か作る。

　試合が動いたのは前半30分、中島のタテパスからFW高橋がボールキープ。永里も絡んだ細かいパスまわしで左で大久保がドフリーに。余裕をもって右足に持ち帰ると、猛烈な勢いでゴール前、ニアに走りこんだ永里にクロス。これを永里が頭で決め福岡先制！！

　前半終了間際にも大久保がPKを決め２−０で折り返す。

　後半、序盤から攻めるアビスパ。６分、右サイド山形からペナルティエリア内田中佑のウラへふわりと浮き球。田中佑はDFを振り切り、胸トラップ！と同時にシュート！と思いきや角度がなかったのでゴール前を通過するシュート性クロス。逆サイド走りこんだ永里が胸で抑え左足一閃！！

この日２点目となるゴールで３−０！！

　後半16分に富山石田が退場。

　後半28分には濱野も退場し、その後は完全にサンドバック状態。

　福岡は途中出場の鈴木惇を基点にガンガン攻める。DF田中誠に代えFW大山投入により更にFW枚数を増やし得点を狙う。また、FW大久保に代えスピードのある岡本投入。

　後半33分、右サイド鈴木から高橋へ。高橋そのままペナに侵入しDFと１対１。抜くか抜くかと思いきや強引に右足を振りぬき、相手DFの股下を抜きゴール。４−０。

　後半42分には鈴木がCKを直接決め５−０！！

福岡期待の若武者が圧勝劇を締めくくった！！

　この試合、相手が２人退場になったというのもあるが、相手が11人いる段階で３−０まで持っていったから完勝といえるだろう。DF丹羽が言うようにいい攻撃はいい守備から。ウラにボールをけられてもまったく慌てないDF丹羽、田中誠、彼らがいる限り福岡はなかなか負けないだろう。

GK六反も２度のスーパーセーブでチームを救った！！

　この試合のMVPは、大量得点の陰でDFラインを支えたDF丹羽で！！

　彼はガンバでも試合に出られると思うのは僕だけか・・・。