今年限りでアビスパを去る選手たち
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うじ
2010年12月02日 23:44 visibility174
本日、アビスパの退団選手が発表された。
13柳楽智和(DF)
2004年に加入した柳楽。
激しいマンマークを武器にチームに貢献した。2005年には中村北斗と共にワールドユースに出場。次世代のDFリーダーとしてサポーターの期待を一身に背負った。
柳楽はすぐに熱くなる選手でカードが多かったけど、それも勝ちたい気持ち、福岡を愛する気持ちが強いからこそ。 入れ替え戦の後審判の部屋に殴りこみをかけたり、ベンチにいて退場になったり。僕はそういう所が柳楽の魅力だと思う。
今年は、僕が見たのは柏戦2試合。両方とも敗れはしたけど、柳楽は全力プレーでチームを鼓舞した。新天地でも気持ちを前面に押し出したプレーを見たい。
24平石健太(DF)
2010年に加入した平石。
今年は熊本戦で宮路に代わって途中出場。6-1で圧勝した試合だが1アシストを記録。今年は取れる試合で大量点を取り得失点差で千葉より優位に立つことができた。1つ1つのゴール、アシストがJ1昇格への大きな力。平石は大学卒業後、FC宇部ヤーマンというチームでプレー。異色の経歴の持ち主。来期もJの舞台で活躍を。
4阿部嵩(MF)
今回の退団選手で一番の驚き。
2009年、本当にボロボロだったチームに途中加入し、中盤の守備を立て直したのは阿部だった。阿部加入後は失点が激減し、アビスパは勝てないが負けないチームへと変貌を遂げた。昨シーズン終盤の戦いが今期の躍進につながっているのは間違いない。今年は中町・末吉の2人がガッチリ中盤を固め、阿部は怪我もありなかなか出番に恵まれなかった。第3節、古巣相手の柏戦。背番号4は、相手中盤に激しいプレスをかけ、確かな技術で攻守のつなぎ役として活躍した。 しかし阿部といえばやはり2009年のプレー。 9月6日の九州ダービー鳥栖戦。阿部は相手のキーマン・島田から高い位置で何度もボールを奪い、前半のリードの要因となった。この試合、後半から出てきたホベルトの力もあり1-3で敗れたが、阿部の献身的プレーが光ったゲームだった。 10月21日の岐阜戦では、福岡大学の永井とのコンビネーションで決定機を演出するなど、攻撃面でも力を見せた。
僕としては、阿部は右サイドバックで試してほしかった。キックの精度が高く、攻撃の起点になれる気がしたんやけど。 本当にドン底だったチームに加入し、見事立て直した阿部。その功績にはすべてのアビスパサポーターが感謝している。
ありがとう!阿部!
21大山恭平(FW)
2009年に福岡ユースから加入した大山。大柄でいながら、スピードあふれるプレー。
サポーターが応援拒否した6月の東京V戦でワントップでスタメン。裏への飛び出しでGKと1対1の場面を作るなど得点の匂いを感じさせた。常に前に向かうプレーが持ち味で、今期は富山戦や熊本戦に出場し、最後まで相手に脅威を与え続けた、荒削りだが、ストライカーに必要な要素をすべて兼ね備えており、まだまだ伸びしろが大きい選手だと思う。
新天地での活躍を期待したい。
19大久保哲哉(FW)
2008年シーズン以来エースとして君臨し、明るいキャラクターで福岡の顔となった、大久保ジャンボ哲哉。勝利のあとサポーターと共に「博多の男なら~」を熱唱するジャンボ劇場はレベスタの名物となった。大久保の最大の魅力はなんといってもヘッド。2008年の横浜FC戦のロスタイム弾はもはや伝説。ペナルティエリア内では巨体を生かしたダイナミックな足技でゴールを狙い危険な香りを漂わせた。前線からの積極的な守備でチームを助ける姿も見せた。今期も2節のコンサドーレ戦でフワリと高いボールに立った姿勢のまま相手に競り勝ちゴール、ジャンボならではのゴールで今期初得点をあげると、シーズン通産9得点をあげJ1昇格に大きく貢献した。2008年からの苦しい3年間、チームの象徴として活躍した大久保。
来期共にJ1で戦えないのは残念だが、大久保を必要とするチームは多いはず。
がんばれ、大久保!!
以上5選手がチームを去ることになった。
さびしい限りだが、この選手たちの新天地での活躍を願ってやまない。
- 事務局に通報しました。
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