一年もたったね…

1年前の3月26日。

ココは天国へ旅立った。

2歳10ヶ月という、あまりに短い命。



昔から、トイレが下手くそでよく怒られたココ[d162]

でも、得意の上目遣いで甘えてきて許してもらってたね[d1022]

ココとの生活は、毎日楽しかったよ。

散歩も苦じゃなかったし、逆に痩せて健康体になれたし[d140]





でも、僕の勝手な都合で離れて暮らすことになった。

兵庫と福岡の距離はあまりに遠かった。




それから1ヶ月後、ココに病魔が襲った。



癌だった。





信じられなかったし、また一緒に住みなおせば病気なんかすぐ治ると思っていた。

でも、もうそれはできなかった。



最後に1度だけ、ココに会えた。



久しぶりに会ったココは、とても小さく、サラサラの自慢の髪がボサボサになっていた。


それでも久しぶりの再会を喜んでくれたココ。

しっぽを振りながら甘えてくるココを抱きあげると涙が溢れた。

軽かった…病気の進み具合がはっきりとわかった。

そして、そんな僕の涙をペロペロと舐めてくれるココ。

まるで、こっちが励まされてるようだった。




病気のせいか、トイレがちかいココ。

普段は寝たきりで歩くこともしんどいのに、何回も何回もベランダに行っておしっこするココ。

部屋に戻ってくると自慢げな顔でご褒美をねだり、また抱っこしてと甘えてきた。



ココと一緒にいれる時間は限られていた。

別れのとき、これが最後だとわかっていた。



ずっと一緒にいたかった。






一週間後、ココは死んだ。





この1年間、毎朝ココを思い出してたよ。


仏教の教えでは、生命は永遠であり、死は悲しむものではない。

もしかしたらココは、もう生まれ変わってるかもしれないし、僕の子供として生まれるかもしれない。

来世では恋人になってるかもしれない。



どんなかたちになるかわからないけど、ココとの縁が切れることはない。



だから、また会おうね、ココ。