ホームランがなくても勝てるんです


せっかくの日曜日だというのに、あいにくの雨。
それも西武球場前駅を降りると前が見えないほどの豪雨。
ドーム前広場は閑散としており、先週は20分近く並ばされた券買所も並ぶことなくチケットを引き換えられた。
そんな悪天候、しかもパリーグ屈指の不人気カードにもかかわらず客入りは2万弱と上々。
3塁側こそ空席ばかりが目立ち閑散としていたものの、1塁側はいつもの熱気だった。



今日の先発は8月に入って連勝している岸。
ただ岸の場合良い時は抜群だが、悪いときは目も当てられない両極端なピッチングが多いので、
今日はどちらの岸なのかちょっと不安なところもあった。

だが初回カブレラにこそ四球を与えてしまったものの、
坂口・後藤・ローズの3人を三振切ってとる滑り出しに、
「今日はいいほうだ!」と確信する。

打線も2回に先頭の後藤が四球で出塁すると、
中村三振の後、この日セカンドスタメンの平尾がセンター前に弾き返して1死一二塁のチャンス。
そこで細川が右中間を破るタイムリーツーベースで2点を先制すると、
続く佐藤友もセンター前へのタイムリーで3点を入れて岸を援護する。

岸は3回まで打者10人のノーヒットピッチ。
4回先頭の後藤に内野安打を打たれ盗塁とタッチアップで3塁まで進まれるものの、
後続をきっちり抑えて無得点。



バファローズの先発山本も3回を3者連続三振に切ってとりリズムを取り戻し、
投手戦の様相を呈してきた。
こうなると次にとる1点が重くなってくる。
ライオンズ打線は4回・5回とヒットでランナーを出すものの、
あと一本がでない。
バファローズも6回にカブレラのレフトオーバーツーベースが出るも後が続かない。

だが6回裏。
先頭の中村がデッドボールで出塁すると平尾がきっちり送りバント。
ここでこの日2安打の細川が猛打賞となるセンター前へのタイムリーヒット。
欲しかった追加点が入る。
細川は8回の打席でもライト前ヒットでこの日4打数4安打3打点。
チーム得点の75%、チーム安打の44%を一人で叩き出した。

岸は9回にカブレラのツーベースから進塁打、犠牲フライで1点を失い惜しくも完封はならず。
だが10勝目を完投で挙げた。


この日のお立ち台はもちろんバッテリー。
3時間も掛からないエコ試合だけど内容には満足。
何よりもホームランが出なくてもつなぐ野球で勝てたことが嬉しかった。




















































この試合最終打者となった日高の打席で、

ファールボールがネクストバッターズサークルにいた北川を直撃。

北川は悶絶しながらも3塁ベンチで治療を行っていた。

打撲程度ですんだので皆から笑われてしまっていた。

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