27M対36M

お疲れ様です。今回は盗塁と盗塁阻止の話です。自分はキャッチャーなので、阻止する側の立場で書いていきます。

 

草野球だと試合中、盗塁数はかなり多いと思います。若い選手や経験者は積極的に盗塁を仕掛ける事が多いです。理由は色々あると思いますが、1番はバッテリーのマークが比較的緩いところだと思います。

強豪チームを除いて、バッテリーが両方経験者で固められるチームはそう多くないと思います。特に投手は経験者と差が大きく出るのが「けん制」の上手さ。長くピッチャーやっている人はけん制の動きやセットに入ってから投げるタイミングを1球毎に変えたり工夫がすごいです。

 

キャッチャーで相手のランナーの出塁を許すと「このランナー、走るな」と感じる点が色々あります。

①初回のランナー

②若いランナー

③2死一塁のランナー

このランナーはかなり高確率で走ってきます。

 

上記の条件でリードを大きく取ったら、「ほぼ走るな~」と臨戦態勢に入ります。

セーフティリードが「自分の身長+腕の長さ」なので大体2.2M位だとして、そこから一歩の約3Mが標準的なリードだと思います。足に自信があるランナーは更に大きく出て3.5M。これぐらいリード取ってたらバッテリーは「走ってくる」と思う状況です。

 

塁間27Mを大きくリードを取ることで23.5M、スタートさえミスらなければ3秒以内には二塁ベースに到達できます。

それを阻止するにはバッテリーの共同作業がないと難しいです。投手はけん制してリードを少し狭めたり、キャッチャーは守備陣にランナーが動く事を警戒させたり、駆け引きが双方で必要です。

 

盗塁の成否の肝は「ランナーのスタート」がかなり占めています。スタートが良ければキャッチャーがいくら強肩でもほとんどセーフです。スタートが悪ければキャッチャーの送球次第でアウトにさせられる。

けん制、クイック、セットの球持ちの時間等、ピッチャーがアシストすれば後は良い勝負になると自分は思います。これからもランナーと互角かそれ以上に勝負できるようにしたいと思います。

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