真弓監督は名監督?!

  • k5
    2009年04月08日 02:14 visibility633


観戦記はこちらに書いたので、試合内容そのものに
ついてはここでは触れません。




今日の試合は、奇跡的に勝利し、確かに興奮こそしましたが、

中継ぎ崩壊あり、クソ守備あり、継投ミスあり、
死球オンパレードあり、新井の「気張ると凡打」あり(涙)、




決して誉められる内容ではありませんでした。




でも・・・、









今日の試合に「真弓阪神」を見た気がします。





そもそも、真弓様ははっきり言って「監督素人」です。










この日記でも書きましたが、唯一の監督経験が近鉄時代の
梨田監督の代行でして、その時も2回途中で当時西武エースだった
先発の松坂をノックアウトし、9-0とリードしていながら、
9点差を追いつかれた挙げ句、まさかの逆転を許し
10-12で敗れてるわけですから、
監督業に関しては相当素人かと思われます・・・(泣笑)。









解説者歴は長かったかもしれませんが、ABCの解説で
ヨッサンや福本さんを相手にしてて、采配そのものの
勉強ができるわけがありません(爆)。





片や、昨年までのオカダ監督は、オリックス時代、
阪神時代を含めて、仰木・野村・星野といった名監督に
付いて様々な野球観を学び、また二軍監督としても
長いこと経験を積んできました。







この差は正直大きいです!!




リニューアル甲子園初戦、連敗後の試合など、
色々な意味で重要だった今日の試合も、
たとえ先発育成を今年のテーマに掲げていようと、
オカダ色に染まったチームを改革しなければタイガースに
未来はないという「使命」を背負っていたとしても、
結果的に継投ミスが荒れた試合を呼び起こしたことは
否定できません。













ただ・・・、




勝利監督インタビューで、結果的に打たれたリリーフ陣や
バテた先発・久保を責めるのではなく、それらを全て
「自分の采配ミス」として認め、かつ
「それを選手が救ってくれた」と目を赤くしながら
赤裸々に語れるところが真弓様のスゴいところだと思います。









現役時代から、4タコでも「打撃は絶好調!」と答えたり、
猛打賞でも「打撃不振だ・・・」と答えたりと、自分の想いを
包み隠さず赤裸々に語れる度量の持ち主でした。







今日も、監督としての力量はまだまだと自覚している真弓様は
今日の試合でも偉そうにふんぞり返ったりするのではなく、
ベンチでも積極的に声を出し、恥ずかしがることなく選手を
ひたすらに鼓舞していました。そして勝利の瞬間には、
嬉しい感情を包み隠さずに金本と抱擁し、選手と一緒に
心から喜んでいました。







男というのはどうしても多かれ少なかれ見栄を張る生き物で、
なかなか赤裸々に自分の非や本心を語れない部分がある中で、
それを裏表なく堂々と表現できる。







その溢れる人間味こそが、真弓様が愛されている所以だし、
そういう人間味を包み隠さず表現できる上司が、
最近の組織論ではとても評価を受けているのも事実です。





最近の組織では、『監督/選手(上司/部下)』という関係
ではなく、フラットな関係下においてチーム一丸となって
「愛すべき監督をチームが育てていく」
という雰囲気が自然に芽生えていくのが、理想的な組織
だという説もあります。WBC時の辰っつあんがそうでしたし、
昨年の渡辺久信監督がそうだったといえます。












確かにオカダ監督時代に比べるとブルペンなどは準備が
大変でしょうが、ブルペンも徐々に慣れていくでしょうし、
真弓様も徐々に監督業に慣れていくでしょう(・・・のはず(苦笑))。





今年はケガ人も多く「絶対優勝!」などと強気なことは
申しませんが、こうやって「真弓阪神」が一丸となった組織として
「成長」していく姿に、僕は心から期待したいと思っています。


ですから、これからも山ほど采配ミスはあるかと思いますが、
昨年までと比較するのではなく、長い目で真弓阪神の
「成長」を見守ってあげてほしいわけです!!



















以上、今日の真弓様に対する必死のフォロー(苦笑)。



だから監督引き受けちゃダメだって言ったのに・・・(号泣)。

            おしまい

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