御殿下フットサル観戦記(決勝)


御殿下スーパーカップ決勝トーナメントでは、優勝候補のbawsports(2001,2002,2003,2005優勝チーム)やZ戦士(2007マカオ遠征日本代表など)がベスト8で姿を消すという波乱の中、意外なチームが決勝へと駒を進めた。


bawsportsにPK戦の末に勝ち抜き、ジュビロ磐田にも勝利した高島アントラーズは、登録メンバーがわずか6名という少数精鋭のチーム。
主に、埼玉県リーグ1部のインペリオの選手によって構成。

対するZOTT(関東リーグ2部)は、ワイルドカードで予選を突破すると、Z戦士を破ったMATO GROSSOとの今大会2度目の対決となった準決勝で勝利を収め、決勝進出を果たした。

それでは、決勝戦を振り返ってみよう。
なお、試合の正確な情報については、F-NETFUTSAL JAPANの大会レポートなどを参照して頂きたい。

決勝戦 高島アントラーズ vs ZOTT。

ゾットが右CK付近からゴール前に素早い横パスを通すと、ゴール前で荒木が合わせ、ゾットが早々と先取点を決める。

しかし高島アントラーズも、後方で正確な足元へのパスでリズムを作ると、低い位置でDFを背負ったPIVO(あるいはALA)とFIXOとのパス交換で体力を温存させながら、サイド突破や、GKの高速ロングスローから相手DFの裏に抜けるプレーを降り混ぜる攻撃を見せ、前半で鳥丸のゴールで同点に追い付くことに成功する。

後半も、高島アントラーズが間接FKでゾットの壁を横パスでかわして得点を決めると、ゴールライン際からファーサイドへの浮き球のパスを鳥丸がボレーシュートでゴールへ流し込むなどして、さらにリードを奪う。

ゾットも、後半は高島DFの裏へのパスを多用するなど、クワトロにこだわらない攻めを見せ始めると、ゴール前で得たFKを直接決めるなどして徐々に高島を追い詰める。

高島アントラーズは、残り5分というところでPIVOの12番・松ヶ枝が足をつると、その後、他の選手も足をつってはベンチに下がり、痛みが治まった頃には他の選手がまた足をつるという満身創痍の状態で戦い続ける。

そして終盤にゾットが伊藤のゴールで1点差にまで追い詰めると、ゾットは残り1分でパワープレーを発動させて、なりふり構わず攻めに転じるが、高島アントラーズが4-3で接戦を制し、見事、優勝を勝ち取った。

なお、大会MVPは、決勝で何度も足をつりながらも前線でポスト役をこなした高島アントラーズ12番・松ヶ枝泰介(TDKサッカー部)選手が受賞した。
おめでとう!

MIPには高島アントラーズ10番・鳥丸太作(インペリオ→FUGA MEGURO)が選出された。
決勝戦でも魅せて勝つプレーで2ゴールだったので、納得の選考だ。

ベストGKは高島アントラーズ1番・鷲足優(インペリオ)。
セービングだけではなく、高速かつ正確無比なロングスローで攻撃にも貢献した。

なお、写真はF-NETに掲載されている画像を使用しております。































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