東京都女子フットサル大会決勝
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ロソきむ
2008年04月01日 01:19 visibility251
この前の土曜日は、都カップ女子決勝を観戦しました。
以下、簡単に試合を振り返ってみたいと思います。
なお、[フットサルLife]に都カップの試合レポートが掲載されてますね。
FC.VENGA BOYS vs FUN Ladies。
カフリンガ東久留米とのアベック優勝を狙う「FC.VENGA BOYS」(この後、カフリンガは負けてしまったが)。
対するは、東京都女子リーグ、全日本女子選手権、東京都女子フットサル大会の3年連続3冠を狙う、絶対覇者「FUN Ladies」。
観客席ではスペイン遠征帰りの稲田選手(フットサル日本代表。バルドラール浦安所属)も見守るなか、キックオフ。
試合は大方の予想通り、終始、圧倒的なFUNペースで進んだ。
決して攻め急がず、しっかりと形を作って攻めるFUNのプレーは、まるで戦術練習をやっているかのようだった。
個人の能力でもFUNが上回っているように見えたが、チーム力となるとその差は歴然。
後方で回しつつ、PIVO当てやサイド突破から攻撃をしかける。
前半13:24。
VENGAの選手のトラップでボールが離れたところを、FUNの7番・高橋唯が後ろからかっさらい、そのままドリブル。
2対3の場面だったが、そのままFUNの7番がドリブルで抜け出すと、ゴール前へパス。
これをFUNの6番・宇津木みるがファーサイドで合わせる。
0-1。FUNが先制。
前半終了間際にも、FUNは右キックインからコート中央へのバックパスをダイレクトで合わせるも、
これは惜しくも左ポスト直撃。
そのままスコアは動かず、前半終了。
FUNは、流動的にポジションを変えつつも、最後尾には常に1枚FP(フィールドプレーヤー)が残っており、VENGAのカウンターを警戒。
VENGAも何度かカウンターを仕掛けるが、攻撃の糸口を見出せず、なかなかシュートすら打てない状態だった。
また、FUNはキックインやCK(コーナーキック)、FKなどのセットプレーでも度々見事なサインプレーを見せた。
特に、前半の終盤に見せたFKは4人が連動した見事なトリックプレーだった。
(1)ボールの位置は第1、2PKの間。ボールの左右にFP、後方に1人、少し離れて左側にも1人。
(2)キッカーが転がしたボールを隣のFPが足裏でとめ、後方から走りこんだFPが豪快に蹴ろうとする。
(3)まさにボールを蹴ろうかというタイミングでボールをとめていた選手が足裏で左側へ転がす
(4)左側から中央へ回り込みながら寄ってきたFPが右足で豪快に振りぬく
ボールは惜しくもゴール右上を抜けていったが、VENGAのDF陣は対応ができず、ボールが枠を捉えていれば確実に1点という場面だった。
そして後半。
後半8:46。
FUNの左キックイン。14番・小野芙美子が蹴るタイミングに合わせて4番・賀川美帆がゴールエリア内へフリーラン。
このとき、FUNの14番と4番の間には、VENGAのDF3枚がゴールエリア内で立ちはだかっていたが、4番が一旦中へ入ってゴールのファーサイドへ離れる動きを見せると、ピンポイントな浮き球のパスが通り、これを4番が合わせてゴール。
0-2。
後半9:51。
VENGAのタイムアウト。
後半10:02。
VENGAのボールをFUN・14番・小野芙美子が奪うと、そのままドリブル。
FUNの14番と7番・高橋唯のワンツーから、最後は14番がファーサイドで合わせて重い重い追加点を決める。
0-3。
このままスコアは動かず、0-3でFUNが勝利し、優勝。
見事、3年連続3冠の栄光を手にした。
点差はわずかに3点だったが、FUNは勝つべくして勝ったという、磐石な試合運びだった。
個人技ではなく、チーム戦術で魅せてくれたFUN Ladies。
また彼女達の試合を観てみたいですね。
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- 事務局に通報しました。
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