サイドスローで160km をマークする時代

  • G.G.tomo
    2009年06月06日 00:17 visibility13621

ヤクルトスワローズのサイドスロー投手 林昌勇投手が、球速160kmを記録しました。

『サイド&アンダースロー・フェチ』の私にとって、非常に興味深いニュースですね。

かつてサイドスロー投手は、『軟投派』が多く、ほとんどのサイド投手の最高球速が130km台前半でした。

しかし、近年は『速球派』が増え、サイドスローでも140km台を楽に出す投手が増えてきました。

私は「オーバースローよりも、サイドスローのほうが、球速が出やすいんやないか?」と思います。

基本的に腕を投げ下ろす動作のオーバースローに比べ、サイドスローは腰の回転など身体全体を使う投法だからです。

その分、身体を上手く使わないと球速は出ないですが、使えた時の球速はオーバーに負けないものになります。

MLB通算300勝投手で、100マイル(約160km)をマークした左のサイドスロー・ランディ・ジョンソンのフォームから見てもわかるように、身体の使い方さえ掴めば、サイドでも160kmを出すことが可能なのです。

とはいえ、サイドスローで球速を出すには、やはり腕を上げたいわゆる『スリークォーター気味のサイドスロー』でなければマークしにくいです。

私は腕を下げた『アンダー気味サイドスロー』が好きですが、腕を下げたら腕や肩に負担がかかるので、球速は出にくくなると思います。

やっぱしサイドでも、球速を出すには腕を少し上げて『投げ下ろす』動作が必要だと思います。

林投手の凄い所は、アンダー気味のフォームでも、速い球速をマークできることです。

相当下半身などを鍛えていないと、出来ないことだと思いますね。

アンダー気味で速い球をマークできるサイドスロー投手は、この林投手とベイスターズの木塚敦志投手だけではないでしょうか?

昔と比べると、格段に減少しているサイドスロー投手ですが、『軟投派』から『速球派』へと進化を続け、その進化はついに『160kmマーク』という所まで来ました。

止まることのないサイドスローの進化。次はどんな魅力的なサイド投手が生まれるのでしょうか?

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