(憧れだけでスイッチヒッターになれるのか?)その26:「スイッチヒッターは『二重人格』」

  • G.G.tomo
    2009年01月24日 22:01 visibility1089


今週、何故か3冊もバッティング本を買っちゃいました。

見たい選手の連続写真があったので。(汗)

その中には、私が目標としている松井稼頭央選手もありましたが、

いや〜、勉強になりましたね。

特に松井選手のインタビューが凄く参考になりました。

スイッチヒッターとしての練習方法や左打席、右打席のポイントなど、スイッチ経験者でないと語れない部分があったので、本当に参考になりました。

その中で、松井選手は「スイッチヒッターは、二重人格だ。」と語っています。

つまり、右打席と左打席で関連付けるのではなく、それぞれ別人格として打席に立たないと結果につながらないということです。

これを読んで、「なるほど〜!!」と思った反面、改めて「スイッチヒッターは難しいものだ。」とも思いました。

普通、それぞれ「右打者」という人格、「左打者」の人格と一つの人格を持っていますが、

スイッチヒッターは、この「右打者」と「左打者」という二つの人格を使い分けなければいけません。

右と左で同じような人格を作ることは、できないのです。

何故なら右打者には右打者としての特徴があり、左打者は左打者としての特徴があるからです。

以前、私は日記で「左も右みたいに打たないといけないな。」と書いたかもしれませんが、

松井選手の話を読んでから、「それは間違いだ。」と思いました。

「左は右みたいに打つ」のではなく、「左は左として打つ」ようにしなければなりません。

左打席に立ったら「左打者のG.G.tomo」、右打席に立ったら「右打者のG.G.tomo」という心構えで立たないと、それぞれの打席の特徴を掴めずに終わってしまいます。

だから、スイッチヒッターは『二重人格者』にならないといけないのです。

しかし、「二兎追うものは一兎も得ず」という通り、二つの人格を手に入れるのはかなり難しいことです。

右打席から左打席へ転向するのは、ただ一生懸命、左打席を練習すれば、「右打者」から「左打者」へ人格を『変える』ことができますが、

スイッチヒッターは、「右打者」に「左打者」という人格を『作らなければならない』のです。

人格を『作る』ということは、そんなに簡単なことではありません。

松井選手は、左打席は「作り物」だと語っています。

松井選手も、「左打者・松井稼頭央」という人格を一から作り上げたのです。

「元々、左打者ではないか?」と思ってしまうほど、左で素晴らしいバッティングを見せる「左打者・松井」という人格は、相当な努力で作り上げ、より完成度を高めたものだと思います。

そう思うと、この1年で私がスイッチヒッターになるのは、まず無理なことだと思います。

平日は夜が遅いので週末しか素振りができず、

試合だけしか行わないチームに所属しているので、練習時間も不足しています。

そんな環境で、この1年で新たな人格を作ると考えると、まず無理ですよね。

しかし、だからといって「中途半端なスイッチヒッター」にはなりたくないです。

「右投手やけど、今日は右の調子が良いから、右で打っちゃえ。」

「左投手やけど、左で打ちたい気分やから、左で打っちゃえ。」

と、その日の調子や気分で打席を変えるようなスイッチヒッターにはなりたくないです。

「相手が右投手やったら俺は左打者」、「相手が左投手やったら俺は右打者」という心構えで立つのが理想です。

本当にスイッチヒッターは難しいですが、何年かけてもいいので、二つの人格を使い分けられるスイッチヒッターになりたいですね。




































































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