なぜ自分は今のスタイルの野球をやっているのか

  • 虎男
    2018年11月14日 19:25 visibility309

 11月の最後の週末で、我がチームの14年目のシーズンの幕を閉じることになる。2019年度シーズンの始まりは1月からと予定している。私のチームは「楽しみ追求型チーム」である。私がなぜ、このような「楽しみ追求型の草野球チーム」を作ったのかと言うと、これまで私がやってきた野球が「勝利至上主義の競争重視の楽しくない野球」だったことが影響している。最初は小学校のリトルリーグで、これも試験を受けて入部し、その後、苦しい練習ばかりで「楽しいこと」など一度も無く「勝つことだけを目標にした野球」だった。学生野球も同様で、さらに毎日、先輩後輩の中でもまれていくので、全く気が抜けないし、さらには虐めもあったし、監督もレギュラー以外の選手には口も聞かないような監督で、上手な選手しか相手にしないような監督だった。そんなのは野球の本質じゃあないと長年思っていた。もちろん学生野球を踏まえて来たからこそ、もっとその「部活のような草野球はやりたくない」と言うことで、作ったのが2005年にネットでメンバーを集めた現在まで続く、このチームである。

 

私は「草野球の本質」は「勝つため」の野球ではなく、怪我無く、そしてチームのメンバーがコミュニケーションがとれて、楽しく野球ができることが重要だと思っている。勝つために選手に対して厳しくしたところで、何が残るのだろう?草野球はプロじゃあない。皆、職業を持って生活をしているわけで、そういう連中が「野球が好き」で集ってできたチームなのだからこそ「野球が楽しい」と感じてもらって休日を過ごしてもらいたいのである。簡単に言うと「勝負なんかよりも、メンバーの各々がどれだけチームのために貢献できるような精神を持ってもらえるか。打順でも続くメンバーに「繋ぎ」の精神をもって打席に入ることを願ってやまない。4年前の我がチームであれば、試合も年間に3試合が限度で、しかも大半が助っ人に頼るような人集めしかできなかった。しかし、3年前からチームにメンバーが入り始め、試合に足りる人数のメンバーがチームに登録され、それ以来、昨年は24試合、今年は既に22試合を消化するまでに成長してきている。

 

草野球チームを継続運営する上で、もっとも難しいのはメンバーを定着させ、そして彼らにどんどん活動に出てもらう事だ。それには多くの試合を作ることが必要で、試合が増えれば自然とチームのメンバーのコミュニケーションが深まって来る。グラウンドで他のメンバーとの連携が必要になる。自分以外のメンバーの活躍を見て、声援を送ったり、褒めたりすればどんどんとメンバーの性格も把握できてくるというものだ。私自身、こんなにも長い間、チームの監督として継続運営をできるとはチーム創設当初は思ってもいなかった。だが、年々、野球をやることへの想いは熱くなった。今後も「楽しい野球」を継続していくし、私のチームのメンバーには「楽しく野球をやること」を続けて行くことを言い続けていく。どんなことがあっても。それが私らしい野球なのだから。

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