【高校サッカー】選手権予選岡山大会3回戦①

久しぶりの高校サッカー観戦記です。


 


さて、会場は2年ぶりの岡山大会。東岡山工業高校へ行ってきました。


岡山大会は会場が駅から近い高校が多く、第1試合の開始も11:00~と遅いので、遠方からでも容易に開始時間までに到着することができます[d140]。また、試合会場には毎試合定番の保護者の皆さまに加え、小中学校の恩師や先輩方も訪れ、会場はさながら同窓会状態になるのも岡山大会の特徴です。



 


さて、そんな東岡山工業高校会場の第1試合はホームグラウンドの東岡山工と高校総体予選ベスト8でシードされた笠岡工の一戦です。


地元の観戦者曰く、この公立の実力校同士が3回戦で当たってしまうのは「もったいない」一戦とのことです。


 


のんがめは1度東岡山工の試合を見たことがあります。それは、私が大学生時代、平成9年に一度だけ出場した全国大会。北海道の強豪室蘭大谷に2-4で力負けしましたが、決して諦めない試合姿勢に好感を持ちました。当時の監督だった由良先生は玉野高校に転勤するなど、14年もたてば当時の面影などないのでしょうが、当時と同じ伝統のオレンジのユニフォームで登場です。


 


さて、試合は前半からホームの東岡山工が一方的に笠岡工に攻め込む展開。シードで初戦だった笠岡工は試合に入りきれていなかったのか、自分たちのペースがつかめません。東岡山工の21番丸尾くんが度々個人技で持ち込んだり、10番武田くんが左から惜しいシュートを放つなど、攻勢を続けます。


前半10分過ぎから笠岡工もようやく落ち着きを取り戻し、カウンターや左サイドに展開して11番佐藤くんが持ち込んだり14番久保木くんが持ち込んだりしますが、ラストパスがつながらず決定機まではいきません。


 


しばらく一進一退が続いていましたが、均衡が崩れたのは前半27分、東岡山工がゴール前の混戦から最後は主将の4番郷田くんがヘッドで押し込み先制します。



前半はこのまま1-0で終了します。東岡山工はノーシードながら組織の動きやルーズボールの処理など実力校の片りんを見せ、笠岡工をリードしていました。


 


後半に入り、両軍とも選手を交代したりしながら東岡山工は追加点を、笠岡工は同点に追いつくべく攻勢を仕掛けます。両軍ともチャンスがありながら、モノにできないまま時間ばかりが経過していきます。試合時間が短くなるにつれて、笠岡工の監督の檄も頻繁に声が大きくなっていきます。


そして、試合終了間近になって向かえた東岡山工のコーナーキック。15番の岡村くんがあげたボールを10番武田くんがドンピシャリのタイミングでダイビングヘッドを決め、試合を決定づける2点目をあげます。



試合はこのまま2-0で終了。東岡山工の快勝でした。笠岡工はボールを奪ったあとの攻撃への切り換えが遅かったり、ディフェンス陣が簡単に大きく蹴りすぎて相手にボールを渡すなどもう少しつなぐ意識があればよかったように思います。実力校が初戦でそれなりの力のある学校と当たると自力を出せない典型のような試合になってしまいました。


東岡山工も勝利したものの、シュートがポストやバーに数本直撃しており、今後の強豪私立勢との試合を考えると改善の余地はありそうです。横綱作陽高校はもちろん、近年岡山龍谷・岡山学芸館・明誠学院など新興私立勢力が力を伸ばす岡山県のサッカー事情の中で、公立校の一角として存在感を出してほしいものです。


 


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http://yahoo.co.jp/albums/my/250401


 


 


 





























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