４強出揃う

ワールドカップの４強が出そろいましたね。

カードはウルグアイｖｓオランダ、ドイツｖｓスペインです。

３位決定戦があるので、この４ヶ国はあと２試合できます。

ベスト８はテレビで２試合観戦しました。

まず、昨日のドイツｖｓアルゼンチン。

決勝でもおかしくないカードでした。

試合前は「アルゼンチンの方が優勢かな」、と思ったのですが、勝負を決めたのは決定力でした。

序盤にドイツがセットプレーから先制。

しかし、アルゼンチンは先制されたあと攻勢に出ます。

特に、後半の序盤はほとんどドイツ陣内で試合を進めます。

しかし、放つシュートはことごとくキーパーの正面、もしくは枠外。

ドイツのディフェンスがシュートコースを消していたのでしょう。

一方、ドイツは劣勢でしたが、クローゼのゴールで追加点。

このゴール、ポドルスキのクロスが絶妙でした。

ゴール前でフリーで待っているクローゼに、本当に狭いキーパーとディフェンダーの間を通す見事なコントロール。

素晴らしかったです。

その後、ドイツはもう１点を加え、終了間際にはクローゼがもう１点決めて、ワールドカップ歴代ゴール２位タイに。

ドイツが決定機を確実に決めて、４－０の大差でアルゼンチンに勝利し、ベスト４進出です。

このドイツの決定力は、日本も見習いたいですね。

ドイツはイングランド戦でも４ゴール挙げており、強さは本物かもしれません。

もう１試合は、おとといのオランダｖｓブラジル。

昨日書こうと思ったのですが、トイレに閉じ込められて書けなかったので、改めて書きます。

この試合も、「ブラジルの方が強いかな」と思ったのですが…。

試合は、序盤にブラジルが見事なスルーパスからロビーニョが冷静に決めて先制。

前半は１－０でブラジルリードで終了。

しかし、後半にゲームは動きます。

まず、オランダが追いつきます。

このゴール、試合後スナイデルのゴールに訂正されたのですが、その時点ではブラジルの選手のオウンゴール。

確かに最後はブラジルの選手の頭に当たっていました。

オウンゴールで追いつかれたということで、ブラジルの選手の気持ちが一気に傾いていきます。

さらに、オランダはＣＫから、スナイデルのヘッドで逆転に成功。

このゴール、スナイデルがフリーでいたこともすごいのですが、カイトの動きもすごかった。

ニアを狙ったＣＫで、カイトが忍者のようにスルスルっとブラジルディフェンダーの前に出てきて、ボールをそらせてゴール前でフリーで待っていたスナイデルへ。

まさに世界レベルのプレーでした。

逆転されて、さらに焦るブラジル。

焦りがプレーの随所にあらわれ、とうとうフェリベメロが相手を踏んづけてしまい、一発退場。

１点ビハインドを１０人で戦うことになり、さらに窮地へ。

結局このまま２－１でオランダが勝利。

サッカー王国ブラジルの選手のメンタルが、優勢から一気に窮地に追い込まれていく過程が手に取るように分かり、ある意味とても興味深い試合でした。

準決勝は、ウルグアイｖｓオランダはオランダが勝ちあがりそうですね。

ドイツｖｓスペインは、予想は難しいですけど、ドイツの方が勢いがありますかね。

何はともあれ残りあと４試合です。