地域づくりと野球「讀賣のやりかたは間違っていないか?」


って補強のお話じゃないです。
近年、巨人戦の視聴率が低下しているという記事が横行していますが、
お隣韓国では大人気だそうです。


巨人戦公式戦主催試合 韓国SBSスポーツ・チャンネルで放送決定!!!

http://www.ntv.co.jp/info/news/346.html
<野球>巨人戦中継のSBSスポーツチャンネル、視聴率‘本塁打’
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=74330&servcode=400§code=410

国民的「イ・スンヨプ」の影響だそうです。

これって重要なんじゃないですかね。

つまり韓国には売れるマーケットだと思うんですけどね。

ヨン様が日本で大ヒットしたのはドラマの影響ですが、
それだけではありません。
ドラマに即した対日戦略、つまり「あの感動を体験しに来ませんか?」と
旦那さんをヨソ様にして来てもらう様々な戦略を打ってきたからなんです。

それに今年は讀賣はチャンスだと思います。
バーンサイドを獲得したので巨人戦をオーストラリアにも売るとか、
アジア圏への進出が成功する可能性あるんじゃないですかね。
時差も関係ないですし。
調べたら姜は台湾出身ですし、アジアに放映網を広げることが可能じゃないでしょうか。











ということはですね、放映権ビジネスというビジネスモデルを捨てて「地域密着を行う」必要なんて無かったんじゃないのかというのが言えるんですよね。

つまり、国民的打者を入り口にして「日本の野球、讀賣の野球はおもしろいんですよ」ということを伝えれば
マーケットとして広がる可能性があるんじゃないかなって思うんですよ。
だってメジャーがそれで成功しているんですから。

国はアジアゲートウェイ構想なんていうものをぶち上げていますが、
つまりグローバルな地域において日本をアジアの玄関口として扱えるよう
空港や港などの整備をしっかり行いましょうという構想なのですが、
同じように北米に対抗すべくアジア圏の野球の中心地として日本がアメリカと肩を並べるようになれば、
日本としての競争力が維持できるのではないかというのは以前のエントリで話したとおりです。






■映像コンテンツを持つ同業者が多いセントラルリーグ。もったいないことをしていないか?
同じことは韓国球界から多数の助っ人を獲得しているヤクルトなんかもいえると思います。
いわゆる「韓国で活躍していた選手が日本に行く→その映像がケーブルで見られる」ということで
放映権収入のマーケットが広がる可能性が出てくると思うんですけどね。


地域づくりと野球「2−1.」で話にもしましたが、
日本でゴルフをするだけでなく、近年の韓国の若者は日本に対して好感や憧れを抱いている人もいます。
そこから「観戦ツアー」というビジネスが広がるとか、国際交流だけでなく
「日本にお金を落としてもらう」というビジネスを展開することも不可能じゃないと思うんです。


例えばソウル中心部に程近い金浦空港から羽田空港へ飛んでいるチャーター便のシャトル(飛行機)を使って
東京に来てもらい、秋葉原や浅草などの観光に行く場合と
稲城や戸田などに行って外国人選手との握手会やファンイベントを開催するコースに別れ、
夜にはナイターを観てもらって、そのまま都内のホテルに宿泊。
翌日はデーゲームを観て貰い、夜のシャトル便でソウルまで帰ってもらうなんていうパターンも
非現実的な構想ではないと思いますね。




雨天中止になっても翌日観られる可能性がありますし、
これらは広島や福岡、横浜など様々な地域において不可能ではないツアーコースになると思います。


■日本のファンより実はいいお客様?購買量も半端ではない事実。
知り合いの大学生が有名な商店街の人にインタビューをしたところ、
「外国の人、韓国や台湾の人は商品を大量に買っていく」そうです。
日本の物価というのは高いはずなのですが、品質や免税などを考えると
大量に購入しては地元に戻って近所に配るなど、持っている人は持っているんですよね。
そういった人々を東京や様々な観光地として野球場に呼び込むことで「新たなる顧客開拓」の
可能性があると思うんです。
麻生太郎の演説がyoutubeに乗っかっていましたが、
反日感情が大きい中国でさえ、谷村新司の「昴」を10万人規模で熱唱するなど、
日本に対しての憧れなどもあるので、そこを考えたセールスをすることは不可能じゃないと思うんです。


特に東京は国際観光都市にしたいそうなので(
その割に都知事の発言は逆行している気もするんですけど)
神宮や東京ドームを観光に取り入れる。
オリックスも大阪観光の一つに入れるとかアジアマーケットの開拓もしていいかなって思いますね。
そのためには彼らに対してのサービス(ガイドブック的なものを無料配布とか)も重要ですけど、
一番簡単なのは既存の中継を海外のメディアに売却していく、それもメジャーより格安で。
人気が出ればその分上乗せすればいいのでしょうし。






だって今までの現状を考えればそんなエリアの需要を考えてこなかったのですから、
台湾・オーストラリア・中国など様々なエリアのTVメディアに対して打っていくことが
結果として日本の競争優位に繋がることになるのではないでしょうか。

自分たちの長所を活かさないで「ファンサービス」というのは
勿体無いというか、カニバリを起こす、事実上の営業つぶしにもなりかねませんからね。


















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