バスケットbjリーグの取組

先日、NHKのニュースでbjリーグのことについて採り上げていた。
残念ながらビデオには撮らなかったのだが、やはりスポーツビジネスとしてこれから野球を考えなければ行けない状況に追い込まれている昨今、重要だと思うので一部要約しながら書いて参りたいと思います。

バスケットボール、bjリーグとはアマチュアバスケットリーグの上位チームが独立して出来たリーグで2シーズン目も佳境に入っております。
外国人枠などの制限が無く、テンポの速い試合展開が魅力なのだとか。
1チームあたりの運営費は2〜3億円、身の丈にあった経営で3年後には全チームの黒字化を目標にしているのだとか。
そしてここでも採り上げられたのはスポーツビジネスを次々と成功させているアルビレックス新潟でした。
ホームは新潟駅からバスで10数分の位置にある朱鷺(とき)メッセ。
東京で言えばビッグサイトの細長いホールを分割して一つでは試合をやり、残りのスペースでお祭りの雰囲気を演出し、選手のサイン入りポップコーンなどが売れているのだという。
新潟のビジネスモデルは「勝っても負けても楽しんでもらえる」でサッカーにおいてはJ1昇格時に開幕試合の東京へは50台近い観光バスで乗り付けるなど、スポーツビジネスとして成功しており、
バスケットでもすでにシーズン中の指定席がほぼ完売、今シーズンの決算は黒字の模様だという。
ちなみにこの新潟ではバスケットの経験がなかった人は約80%だといいます。

その一方で収支に苦しんでいるのが東京をホームにするチームで、観客動員数もブービー賞だという。
スポーツエンターテイメントが多数有る東京では地域密着による観客動員数アップを狙っているという。

そこで、江戸川区の小学校に総合学習の時間として選手が小学生にバスケットの基本を教え、
最後には豪快なダンクシュートを見せ、子供達を抱きかかえてダンクシュートさせてみたり、
その後の給食当番を買って出て、一緒に給食を食べるなど、積極的な交流を図っているという。

とまぁ、こんな感じだったのですが、まぁここでいう「東京の問題」って野球にも当てはまるわけで、人口が多いから観客が来るだろうなんて甘い考えではダメなわけで、様々なスポーツエンターテイメントが集積しているという事(集積のデメリット)を忘れてはいけないのであって、パイの取り合いではない差別化が重要になってくるわけです。

でも、マリンスタジアムで野球未経験者が80%なんて居たらそれこそ
「野球のやの字も知らない奴らに球場が占領されてしまった。俺らのマリーンズを還せ!」なんて声も出てきそうです。
※いまでも居るのは事実ですが。

ビジネスとスポーツのバランスも大切になってくるんでしょうね。

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