高校野球の現実と甲子園ビジネス

日経新聞(金曜日は37面)に「甲子園ビジネス」と題しての連載が載っていた。

 

優秀な選手の確保のために少年野球にスカウトを派遣する強豪校。

野球留学をさせる場合、親の負担額は3年間で約1500万円。

学校側は甲子園に行くことで大学野球からも声が掛かり、それが新たな「強み」になる。

 

しかしその一方で親による過度の期待が暴走を生み、少年野球チーム内でも寄付の額によっては有力な選手を故障者扱いにし、声が掛からないようにすることをするなど、「保護者同士の足の引っ張り合い」が激しいことになっているのだという。

 

野球部の不祥事はレギュラーの取れなかった選手の親からの告発だったり、もしくはレギュラーを取りやすいように親がわざと告発するなどのケースが多く、野球部の関係者に不祥事をリークされる前に高野連に報告することにしているのだとか。

 

この記事を読んでていくつか思い当たる節があったのを思い出す。

まず、自分の中学の先輩(ピッチャー)の話。

N県のT高校という、甲子園に何度も行く常連校に誘われ、中学卒業後は野球留学をした。

もちろん甲子園をねらえる逸材だったから引き抜かれたのだが、

ほかの保護者が監督や関係者に対して接待を行い、練習試合やバッティングピッチャーをガンガンさせるなど、過剰な練習で肩を酷使させて、先輩は故障。

結局野球が出来ない状況にまで追い込まれた。

 

 

また、自分の卒業した高校の隣にある高校の野球部にあるルールとして親が選手全員のドリンクを持ち回りで担当することや、

激励会を行うこと(まぁ県立なのによくそんなカネ有るわねぇとは思ったが)など、まぁ時代遅れにも甚だしいことが行われているのだとか。

 

加えてこんな事を経験した。

少年野球チームの試合で相手チームの親から「変化球っぽい。あれは反則である」と抗議が出た。

そんなルールあんのかい?

しかもプレーヤーから出るのではなく、

親から出るってどういう事よ?

ほんとバカな親が増えてきて困りますよ。

電車で騒いでも注意しない親、

ファミレス行ってもレジにあるおもちゃで遊びまくってても注意しない親、

資料館や図書館を遊園地だと勘違いして遊んでいても注意しない親、

もうこんなバカな親には税金3倍とか法律で作ったらどうでしょうか?

自分の時代(と言っても20年ほど前)には電車で騒いだら途中で降ろされたし、

騒ぎまくってたら親から殴られてましたよ。

 

こんなんでいいのだろうか。ホントそう思う。

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