「プロ野球2.0」を読んでみた
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あおいちぱんだ
2008年03月01日 02:00 visibility132
発売日である2月の29日に購入してきました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E9%87%8E%E7%90%832-0-%E6%89%B6%E6%A1%91%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-24-%E5%B0%8F%E5%B3%B6-%E5%85%8B%E5%85%B8/dp/4594055915
「おめーの読むスピードがはやいから買ったのに読んでなくて損した!」
なんていわれたくないので、ここから見ない方は見ないでくださいw
※以下の写真は適当に載せてますw
編著者の小島克典氏は大学を卒業後、大洋に入社。
通訳として活躍した後に湘南シーレックスの立ち上げに参加し、
その後SHINJOの通訳として渡米後、3Aのフロントを経験。
その後2004年のライブドア幻のGMとして入社後、独立。
現在は立命館大学の客員教授として授業を受け持っているそうです。
このサブタイトルがすべてをあらわしていました。
立命館大学経営学部スポーツビジネス講義録
そう。授業内でゲストスピーカーを呼んで話してもらったことを
そのまま本にしているんですね。
正直僕はものすごいスピードで読む東大生のような頭脳を持っているわけではありません。
集中力も2時間で限界です。
ただ、夕方にこの本を購入してから帰宅中の電車、および自宅でまったりしながら読んだ。
それぐらいで読める本だと思います。
内容に関してですが、全編にわたって対談形式に物事が進んでいます。
でもいろいろな物事を見ている人間からすれば
団野村のコミッショナー代行が「問題」と言っていること
(これはストが行われたら辞任→後任がいないので代行。
メジャーならやりたい人が一杯いる)とか
阪神・ソフトバンクのファンクラブビジネスとか
おもしろいことが載っているんですけども
SO WHAT?
なんですよね。残念ながら。
もちろんそれは自分自身で「地域づくりの中でプロスポーツ、特に野球はどう関っていくのがいいのか」なんて思って調べたりしたからこそ、
このSNSでも上がっている問題点や参考事例というものと同じ事例があったりもするわけで。
自分としては週ベや日経などの新聞、ネットのブログ、すぽるとのベースボールルネッサンスなどでは伝わらないような部分を見たかったんですけど、その点について物足りなさを感じたのが正直な感想です。
収支についてとか。
団野村氏が若干近鉄時代の野茂がメジャーに移籍したときに近鉄との交渉について話をしていますが、もうちょっと具体的な数字とかあるんだったら、もしくは調べている段階で出てきたのであるならば、
ぜひともこの本で欲しかった。
そんな感じです。
事実、球界の収支構造というものはブラックボックスに包まれており、
超閉鎖的環境の中で動かされている現状があるんですけども、
だからこそ著者の経験やインタビューで分かっているデータというものを分析して分かりやすく解説する。
それも経営学らしい観点でビジネスモデルをマトリックス図にして展開するとかいろんな方法があったと思うんですよね。
自分自身が「教科書的なのかな」と思って買った=身構えた
というのも有ったのですがね。
まぁ続きは「ブログ」で
的な終わり方だったので、今後に期待したほうがいいのかもしれません。
http://www.2point0.jp/
sell地域づくりと野球
- 事務局に通報しました。
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