さいたま市団体戦顛末記
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よし
2010年11月08日 17:31 visibility75
さて、さいたま市の団体戦の顛末をご報告いたしましょう。
さいたま市テニス協会のホームページに団体戦の日程が発表になったとき、僕はさっそくチェックして「おお、ラッキー」と思った。受付時間が8時50分からと10時00分からの2回に分かれているのだけれど、第2ラウンドからスタートする僕たちのチームの受付時間は10時00分の方だったのだ。
ふっ、これで多少はゆっくりと家を出ることができる。
何日かしてチームのリーダーであるSおじさんから「9時半に会場に集合してください」とメールが入る。
問題は、当日の参加者が何人いるのか、こちらにはまるっきり伝わってこないということ。最初の頃は「人数が足りない」という話を散々聞かされ、頼まれて息子やO内くんもメンバーに入れたのだけれど、申し込んだあとで彼らはBクラスなので参加資格がないと協会から連絡があったり、僕が夕方からスクールの試合があると言うと「じゃあ、そっちを優先して、団体戦の方には無理しなくてもいいです」と言われたり、人数が足りないのか、余裕があるのか、ぜんぜん分からない。あげくの果てに、Sおじさんが仕事で参加できないかもという連絡まであり、「おいおい、大丈夫なのかよ?」とみんなで不安になっていたのだ。
試合に出られるのは6人なので、わざわざ会場まで行って試合に出られないのも面白くないし、かといって人数が足りないのなら多少の無理をしてでも行かなくてはいけないと思うし…。
ま、そういう、いまいち状況がよく分からないまま試合当日を迎えたわけです。
我が家から会場まで、時々途中でひどい渋滞に巻き込まれることがあるので、かなり余裕をみて家を出た。
だいたい、必要以上に余裕を見るのが僕の習性で、いっつもむちゃくちゃ早く会場に着いてしまうのだけれど、まったく渋滞のなかった今日もむちゃくちゃ早く会場についてしまう。
なんと、8時50分の早いラウンドの集合時間にすら間に合ってしまう。
でもまあ、せっかく早く着いたのだからと、本部の様子を見に行くと、スピーカーで僕たちのチームが呼び出されています。
「あの、チーム弁慶ですけど、第2ラウンドからの試合ですから、受付時間は10時ですよね」
「えっ?」
本部スタッフの方が日程表とドロー表とをチェックします。
「ほら、ここに番号の入っているチーム、これは8時50分の受付なんですよ。ちょっと分かりづらい表記で申し訳ないんだけど」
「えええええっ!!!!! て、てっきり、10時受付だと思ってました。あ、あの、他のメンバーももうすぐ来ますので、とりあえず私ひとりで受付をするというわけには…」
「ごめんなさい。それは決まりなので、ダメなんです」
「ううっ…、じゃ、じゃあ、デフォということで…(涙)」
がっくりと肩を落として、受付を後にします。
早くも、初戦敗退が決まってしまった。
Sおじさんに電話を入れるが、出ない。
仕方なく、Sおじさん、よこちゃん、HORさんにメールを送る。
「団体戦の受付終了しました。チーム弁慶不戦敗決定しました。」
すぐにHORさんから返信がくる。
「は?」
「チーム弁慶の受付時間は8時50分でした」
とりあえずHORさんと電話で話すが、どうせみんな会場に向かっている途中だろうから、とりあえず集まりましょうということになる。
駐車場の前で待っていると、9時半に向けて、ひとり、ふたりとメンバーが集まってくる。
そのたびに「えー、初戦はデフォと決まりました」と報告をする。
「そうかあ、じゃあ、第2回戦からですね」
「いえ、第2回戦はありません。デフォになったのは僕たちです」
そして、状況を説明すると、みんながみんな、いちように愕然とした表情になる。
HORさんは僕の連絡を受けてすぐにコートの空き状況をチェックしてくれたらしいのだけれど、さすがに日曜日の午前中では空きはない。
「うわあ、これでテニスしなかったら、欲求不満で爆発しちゃうぞお!」
そう叫んで、I川さんはスクールに振り替えレッスンの申し込みの電話を入れ、HORさんは夕方からのスクールでのシングルス大会の申し込みの電話を入れてしまう。
よこちゃんも「じゃあ、僕もスクールに行って振り替えレッスンでも受けようかな」と言い出している。
「10時の受付で来なかったチームがあったら、その替え玉で参加させてもらうってのはどう?」
そう提案したのはラーメン屋のM川さん。「替え玉」を提案するとは、さすがはラーメン屋だ(笑)
遅れてくるSおじさんを待って男8人でうだうだしていると、大会スタッフのY部さんがやってきて、声をかけてくれる。
「あのさあ、しばらく待っていればコートが空くから、そしたら初戦で負けたチームと交流戦をできるようにするから、11時過ぎまで待たない?」
「ああ、それってものすごく嬉しいです。ありがとうございます」
Y部さん、わざわざ僕たちに声をかけるために、駐車場まで探しに来てくれたらしい。
本当にありがたいことです。
最後にSおじさんも登場して、結局集まったのは9人。なんだ、9人もいたんじゃん。
さすがに、誰もSおじさんを責めない。だって、誰ひとりとして受付時間が10時じゃないってことに気付いていなかったのだから。
というわけで、11時過ぎに初戦敗退をしたチームとの交流戦をスタート。
その初戦はというと、僕とI川さんのペア。うーん、彼とペアを組むのは初めてだぞ。
相手は、いかにも初戦敗退といった感じのペア(つまり、それほど強そうには見えない)だったのだけれど、I川さんも僕も面白いようにつまらないミスを繰り返して、ぜんぜんゲーム差が開いていかない。
絶対に負けるわけがないと思いながらも、笑っちゃうくらいに情けないミスを繰り返してしまう。
どうやら、クレーコートに馴染みがなさすぎて、微妙に打点がずれてしまっているらしい。
ま、サービスだけはコートサーフェスに関係がないので、ポイントを稼げるのだけれど、そのサービスもI川さんはボロボロにミスってしまう。
「いやあ、最初の試合って、緊張するよね」
ニコニコ笑っているけれど、笑顔がひきつってるよ>I川さん。
結局、ひっぱるだけひっぱって6−4で勝ち。
I川さんはみんなでうだうだしているスキに、スクールに振り替えレッスンを入れていたので、この試合だけで「じゃあ、失礼します」と言って姿を消す(笑)
このあと、3試合させてもらって、結局全勝。
この交流戦が終わらないうちに、「交流戦を希望のチームは本部まで申し込んでください」とアナウンスが入ったので、さっそく本部に出向いていって2試合目の相手を確保。
このチームはメンバーがすでに帰ってしまったらしく、3人しかいない。
そこで、相棒が帰ってしまった僕が相手のチームの人と組んで、よこちゃん&HORさんを相手に試合をさせてもらう。
ふっふっふ、楽勝だね(^^;
大会スタッフのY部さんがやってきて、「もう1チーム、交流戦を希望しているチームがあるんだけど」と言うので、「あ、じゃあ、うちがやらせてもらいます」と速攻で飛びつく。
2試合目をまだやってるんだけど、それと平行してもうひとつのチームとの交流戦を始める。しかも、2面を使って。
つまり、本戦に出場していない僕らのチームが、コート3面を使ってしまっているという状況になってしまう。でも、4面使ってもいいよという許可ももらっているのだ。ありがたいけれど、さすがにそこまではメンバーがいません。
よこちゃん&HORペアと、K原&M川ペアが試合をして、速攻でよこちゃん&HORペアが勝ちをおさめ、次の試合に僕がHORさんとペアを組む。
最初のうちは楽勝かと思ったのだけれど、攻めにはやるとクレーコートに慣れていないせいか、ミスが増えてしまう。
しかも、立て続けに試合をしているせいか、僕にしてもHORさんにしても、途中で明らかに失速して、つまらないミスがさらに増えていく。
「いや、さすがに疲れてきたね」
「あのさあ、僕たちふたりって、夕方からシングルスの試合があるんだよね」
「そうだよね。即っと勝って、試合を終わらせないとね」
ところが、ぜんぜん即っと勝てない。
結局、タイブレークまで突入したあげくに負けてしまう。
延々と長い試合をしていたもので、他のメンバーはみんな帰る気満々で、試合の途中で荷物を片付けはじめているし。
「うー、だめだあ、勝ちきれなかったあ」
「それよりも、本当にこれからシングルスの試合に行くのか?」
「だって、申し込んじゃったじゃもん」
「それで初戦の相手が超シコラーのSさんだったらどうする?」
「それって、どんなバツゲームですか? そうなったら、試合放棄して帰っちゃうよ」
HORさんと二人で、げっそりとしていまったのでした。
なんでよりによって、このあとシングルスの大会に出る2人が最後の最後に試合をしてるんだ?
とまあ、そういう顛末だったのでありました。
チームとしては3試合とも勝ち越しで、僕個人は2勝1敗という成績でありました。
なんのかんのいって、3試合もさせていただきました。ありがたいことです。
来年は、受付時間をもっと注意深くチェックしよう!
次の日記は「スクールシングルス死闘編!」の予定!
この時点で、スクールの試合が始まるまで、すでに2時間をきっているのだけれど…。
大丈夫なのか?
- 事務局に通報しました。
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