俺から見たアトレティコ・マドリード対リバプール
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ゆーすけ
2020年02月22日 01:02 visibility591
チャンピオンズリーグラウンド16、アトレティコ・マドリード対リバプールです。
前半
リバプールは4-3-3で前からプレスをかけるスタイル。
一方、アトレティコは4-4-2で前線のモラタとコレアは無理に前からプレスをかけませんが、CBからのグラウンダーの縦パスを入れさせないようにしつつ、後方では4-4の守備ブロックを作り、DFラインの裏のスペースに走り込まれないような守備を行いました。
3分、アトレティコの右コーナーキック。ニアにサウールとサヴィッチが飛び込みますが合わず、抜けたボールがファビーニョに当たり、サウールの前にボールがこぼれます。サウールは落ち着いて決めて、アトレティコが早い時間に先制します。
アトレティコは奪ったら、リバプールのSBの裏を素早くカウンター狙いで、クロスを上げてきます。
リバプールは、アトレティコの引いた守りに攻撃がスローダウン。両SBを高い位置に走り込ませたいのですが、カウンターで裏に走り込まれるのを警戒し、出足が鈍り、アトレティコの両SHがマークしてくるのでフリーになれずに中途半端なポジショニングになり、攻撃のダイナミズムが失われています。
10分過ぎ、リバプールが押し込み始めますが、明らかにアトレティコペース。
18分、モラタからのサイドチェンジから左サイドでパスを回したアトレティコは、ロディがDFとGKの間にクロス。ニアのコケには合わず、ファーのモラタの手前でロバートソンが何とかクリアします。
25分、トーマスがDFラインの裏へフィード。ファン・ダイクがヘッドでクリアを試みますが、左へそらしてしまい走り込んだモラタが拾って角度のないところからシュート。アリソンがファインセーブ。
25分、オブラクの縦パスをサラーがカットし、最前線のフィルミーノにパス。フィルミーノはサラーにリターンパス。サラーがゴールに流し込みますがフィルミーノがオフサイドでした。
35分、リバプールは左サイドを崩してフィルミーノが中央のサラーにパス。サラーはシュートを放ちますがフィリペがブロックします。
前半はアトレティコが主導権を握り1-0で折り返します。
後半
開始からリバプールはマネに代えてオリギ、アトレティコもレマルに代えてマルコス・ジョレンテを投入します。
52分、セットプレーでファン・ダイクが中央に上がっていたため、アトレティコのCBがそこに気をとられている隙に、2列目からサラーがCBとSBの間にスルスルと入り込みます。その動きに合わせてジョー・ゴメスが右からアーリークロス。サラーがフリーでヘディングシュート。しかし枠の左へ外れます。
60分過ぎ、スペースが空き始めました。
70分、アトレティコは右でパスを回し左のロディに展開。ロディはミドルシュート。わずかに枠の左へ外れます。
72分、リバプールはアトレティコのペナルティエリアに進入し、右のオリギがキープからクロス。ヘンダーソンがボレーシュートも枠の左へ外れます。
その後スコアは動かず、1-0でアトレティコが勝利しました。
気になったプレーヤー
アトレティコ・マドリード
#12ロディ
タイミングを計ったオーバーラップで高クロスを供給。シメオネからリバプールのサイドアタックも縦を切るように指示があったのだろうが、ほとんどアレクサンダー・アーノルドに仕事をさせなかった。
#8サウール&#5トーマス&#6コケ
中盤で献身的な守備を披露。中央を固めつつ、連動してロバートソンとアレクサンダー・アーノルドのオーバーラップをつぶす。
リバプール
#66アレクサンダー・アーノルド&#26ロバートソン
得意のオーバーラップは影をひそめる。アトレティコの守備戦術にはまってしまった。
総括
アトレティコ・マドリード
ホームだったが、守備的に戦いカウンターをやり切る。リバプールの攻撃を相当研究し、ボールを持たせれば、リバプールの速攻は防げ、上がってきた両SBの裏をFWが流れて素早くつけば、ゲーゲンプレスは空振りに終わります。またカウンターが上手くいかなくても一息ついて守備陣形を整えられます。さらに早い時間に先制点を奪ったのでより明確なゲームプランになりました。もちろん、0-0で試合が終了しても、アウェイゴールを奪われずに第2戦で得点を奪えば勝ち抜けの可能性は高まるわけだから、良しとしていたに違いない。シメオネの思うようなゲームプラン通りの試合でした。
リバプール
アトレティコに完敗。ショートカウンター、両SBのオーバーラップからのクロス。フィルミーノが落ちてきて、サラーとマネが斜めに入ってきてシュートチャンスを作る。すべてを抑え込まれて完敗。チャンスになったのはオブラクのフィードミスとファン・ダイクが前線に上がっていた時だけでした。第2戦もアトレティコは同じような戦術を仕掛けてくるはずなので、どのような攻め手を用意できるかが勝敗のカギになりそうです。
おまけ
決定機は少なかったものの、名将対決で面白かった。両チームともに第2戦もどのような戦術でくるのかとても楽しみです。
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- 事務局に通報しました。
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