遊びで鍛える動作造りと深層筋肉機能(インナーマッスル)その2

  • TTO
    2013年01月04日 08:10 visibility581

何度も書きますが、この世のすべての才能は何百年、何千年という、気の遠くなるような努力の積み重ねによって作り上げられるモノなのです。

それで、スポーツ選手として大成したいなら、一つの事柄を一個づつ積み上げるのも有りだと思いますが、一つのスポーツを色んな角度から捉えて、全然関係ないような積み重ねをしてみるのも、案外面白いかもしれません。

で、全然関係ないんですが(笑)、野球選手としては対極のタイプである、イチロー(ヤンキース)と阿部慎之助(巨人)について考えてみたいと思います。


イチロー

イチローを観て感じる事は、動作全体が軽やかで風のような印象を受けるという事です。
で、僕が知りたいのは何をやってこうなったのかという事。
ここからは、全くの憶測で申し訳ないのですが、彼はボールと戯れているのが似合うなって感じるのです。
フィギュアの浅田真央ちゃんなんかもそうなんですけど、おてんばで楽しそうににクルクル回りながら遊びまわる姿が似合う選手っていますよね。
イチローもおそらく、そんな感じの人間だったのではないか?
それと、彼の場合は古代ギリシャ時代のオリンピアンのような積み上げも有るように感じます。
槍投げや、走り幅跳び、高跳びくらいの事はやっていたのではないか?
イチローはそれくらい、色んな可能性を感じます。
おそらく、遊び出したのは最近でしょう。
まだはっきりとは分かりませんが。


阿部慎之助

彼は色んな選手のバッティングを遊びでモノマネをすると、聞いた事が有ります。
慎之助の打撃の真髄は、僕はパターンの豊富さに有ると思う。それって遊びで色んな刷り込みを身体に施しているという事ですよね。
慎之助のバッティングは非常に柔らかくて力強い。柔軟体操や筋トレの賜物でしょうか?

そうではありません。

身体というのは柔らかく“する”物ではなく、柔らかく“使う”モノ。
要は深層筋肉機能による、身体操作能力の賜物なのです。
彼は野球(スポーツ)をやって行く中でそれに気づいたのでしょう。
僕は話とは関係ないですが、慎之助のバッティングは現時点で日本人的打撃理論の完成型だと思っています。

因みに、イチローは旧型です(僕の感覚では)w

まだまだ続きます[e463]

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