オーバースローはやっぱり難しいその1。(投球縦軸とは何か)

  • TTO
    2013年11月07日 17:33 visibility2507

僕はボールを投げるという事において、球筋を安定させる最良の方法は、
投球縦軸
を使う事だと思っています。

この投球縦軸を正しく使うには、やはり読んで字のごとく、身体の軸である、体軸が真っ直ぐに成っていないといけません。

しかし、どうもこの体軸がしっかりと作られていない選手のなんと多い事か。
コントロールが定まらない大半の要因は、不安定な体軸による、投球縦軸の間違った使い方から来ていると言っても過言ではありません。

では、投球縦軸とは何か?これは完全に僕の造語であり、理解出来る人はこの世に僕一人しかいませんが(笑)、簡単に言えばボールを投げる方の利き腕肩甲骨を投球方向に向かって縦に押し下げる事によって起こる、運動エネルギーの事を指します。

この要領が解れば、安定した球筋で強い球を投げる事なんかワケ無く出来るんですが、今回はちょっと視点を変えて、オーバースローの難しさについて、僕なりに考えてみたいと思います。

この投球縦軸というのはさっきも言った通り、正しく真っ直ぐ作られた体軸によってより安定感と力強さが増します。
だからなるべくなら、上体を反ったりする事は望ましくない。その時点ですでに体軸が曲がってしまうから。

ところが、上から投げるとなると、まず腕を上方に引き上げなくては成りません。
この時にやっかいなのが、背筋を使う為なのか、腕の引き上げ動作と連動して上体が反ってしまう人が非常に多い事。
上体が反ると、身体は緊張します。経験ある方もおられると思いますが、こうなると下半身は踵重心になるから腰は回らない、肩関節が固まるから肩甲骨の押し込みもできない。
結果、上体を横に倒して両肩のラインを斜めにして重心を踏み出し足の方に流す事で、無理やり腕を上から振り回すように出すしかなくなるのです。

この投げ方を、担ぎ投げとか、アーム式の腕の振りと表現してきたのです。

要するにこれらは、肩甲骨から腕を加速する、というボールを投げる基本動作が成り立たないままボールを投げる事で起こる現象と言えます。

この事柄が解らない為に、悪戦苦闘している人間はプロ野球にも沢山います。

まあ、プロとも成れば投球縦軸くらいは使えるピッチャーがほとんどですが、前足の踏み込みとのタイミングが合ってなかったり、そもそも上体と下半身の連動がバラバラだったりと要因は様々です。

文字数が足りないので、やる気が起きたらまた書きます。

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