これを幸せというのかもしれません

  • すすむ
    2008年03月15日 02:26 visibility33

  今日は卒業式でした。

 今は飲み歩いて、終電逃して、でも遊んで、ネットカフェにいます。

 自分で言うのもなんですが、僕は生真面目でルールに厳しい人間です。

 加えて、近頃の若者的な思想をほとんど持ってないカタブツです。

 大学に入学して見た光景は、そんな僕にとって信じられないものでした。

 時間を守らない。授業中騒ぐ。提出物出さない。人に出席取らしまくる。てか学校に来ない。。。。

 ほいで、関西のノリというか、笑いの雰囲気がいまいちわかりませんでした。

 みんながげらげら笑いよることがまったくおもしろくないのです。


 これまでとのギャップにとまどい、僕はなぜかびくびくしながら毎日を送っていました。


 この状況を変えたのが、サークルの存在と、出会えた仲間です。

 みんながテニスサークルや文化祭実行委員という規模の大きいサークルに入る中、

 僕は違うキャンパスにあるスポーツ新聞サークルを選びました。

 いつもにぎやかなところにいる人気者のまわりをたむろするより、

 離れたとこにいるけど、何かを始めたがっている学科の仲間を見つけました。



 1年のときは自分のペースを握ることができなかったけど、とにかく目の前の出来事に全力を尽くしました。

 2年からはサークルに力を入れるようになり、自然と授業で会う仲間も限られてきました。

 3年の履修説明会で、僕は学科でいつもつるむ仲間がいないことに気づき、相当落ち込みました。

 僕の周りに集まる仲間が本当にいなかったのです。

 でも、僕はやっと、自分からいろんな人に話しかけるようになりました。

 1年のとき授業で騒いでおったアメフト部の奴。

 取材で一回だけ話したボクシング部のイケメン。

 1年の時ひとめぼれしたあの子。

 先生になる夢を持った仲間たち。

 

 授業が終われば急いでサークルに向かう僕に、学科でのふれあいが少なかったのは当然起こりうることでした。

 僕自身、金魚のフンのように友達についてまわるのが嫌いじゃったんで、そういった仲間がいないことも性格から来た流れ。

 ならば、

 その日その時に会う仲間を、ただただ大事にしていこう。

 そう考えるようになりました。

 
 そして卒業式。


 友達も多くないし、サークルの同級生もいないし、待ち合わせもしていない。

 それでも、みんなに会うと、僕はひとりではなくなったのです。

 こんなこと言うと仲間に失礼じゃけど、卒業を迎えた今日でも、やっぱこの学科にはなじめないと実感しました。

 生まれ変わったら、おそらくこの学科には入らないとも(笑)

 でもでも、

 僕は僕であることができました。

 無理に周りに合わすことや、思ってもないようなことを言うのは僕らしくない。


 やって、まわりに頼ってばっかで思い出が作れんなんていやじゃもん。

 俺は頑張ったんじゃ。

 みんなと会わなきゃって思うんじゃなくて、俺が会いたいから会うんじゃ。



 好きなようにやらせてもらったんじゃ。

 周りがだめとも、自分がだめとも思わんで、

 自分がなんとかしちゃろうと思ったんじゃ。


 少し意地を張って、大学生活を振り返ってみました。



 今日撮った写真は100枚を超えました。

 会いたい仲間に会って、好きなように時間を過ごして。

 不器用な自分なりに、僕はこれからも歩んでいきます。

 これを幸せというのかもしれません。

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