中日ファン的WBC騒動。
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じゅん
2008年11月22日 11:27 visibility906
落合監督「これはあくまで選手の意思」…中日
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20081122-OHT1T00079.htm
あれあれ、なぜだか報知が中日に優しいぞ? どうした?苦笑
というわけで、中日の選手が軒並みWBC出場を辞退したという件について。
正直、僕は浅尾・聡文は日本代表にはちょっと早いでしょと思ってるんですが、
それは選ぶ側の問題なのでこのことには直接関係ないということで。
それを言い出したら、僕がこっそり1人で作ってたWBC代表では岩瀬以外落選してました。
中日ファンのひいき目で見て、ですぜ?苦笑
実際、今回のベストナインも受賞者ゼロでしたし。
さてさて、ケースごとに見ていきます。
まずは森野将彦。
2年間の外野コンバートの無理がたたって昨年は負傷離脱が長くなりました。
必死こいて北京五輪には間に合わせましたが、本調子にはほど遠かった。
その後故障が癒えるにつれて成績は上昇し、最終的にはチーム首位打者。
来季は内野専任にして、かつタイロン・ウッズ(おそらくは中村紀洋も)が抜けた後の4番候補の1人。
すなわち「外野は故障の源泉になるからもうやりません」と言っている中で、
原監督がどういうポジションを期待して森野を選んだのか、というのが一つの問題な気がします。
少なくとも、起用法に関してきちっとした説明がなかったか、内外野ユーティリティでということなら、
森野辞退にもちょっと納得できる気がします。
北京五輪での荒木(なぜか外野手)の例もあることだし。
岩瀬仁紀。
中日から選出された4人の中ではもっとも力があり、唯一確実に28人枠にも入ると思われる投手。
でも正直、彼に関しては許してやってほしい。
北京五輪で彼は、同点登板やイニングまたぎといった「専門外」の投球を繰り返し強要され、
結果的に3回も敗戦投手になり、日本代表の惨敗の責を1人で背負うことになりました。
これまで岩瀬は、呼ばれればいつでも日本代表に名を連ね、慣れない場面や疲労などのマイナス要因についても愚痴一つ言わず、ドラゴンズに対するのと同じように黙々と働いてきた。
その岩瀬が「今回は出たくない」と言うことにどれだけの重みがあるのか、ちょっと考えてほしいと思う。
浅尾拓也&高橋聡文。
すでに触れたように、代表レベルにあるとは思わない。少なくとも28人枠には残れないでしょう。
ただ、それでもこの2人は見たかった。
20代中盤と若々しく、球質こそ軽いものの糸を引くようにキャッチャーミットに収まる快速球を投げる2人は、中日と言えばアライバに森野に英智の30代を「若手」と呼んじゃうおっさん守備フェチチームという多くの野球ファンのちょっと遅れた(失礼!)ドラゴンズ観を吹き飛ばす力を持っていると思う。
とくに高橋聡文は、大きくない体をダイナミックに使うそのフォームで、
ぜひとも日本中にその名を知らしめてほしかった。
浅尾は去年・今年と2年続けて肩を痛めてもいるし、まあ仕方ないかなという気はするんですが、聡文にだけは、たしかに−たとえば球団ぐるみの圧力とか−きな臭いものの存在を感じないではないです。
と言っても聡文が1人で勝手にビビって辞退したんじゃないかとかちょっと思っちゃいますが(笑)
こうやって1人1人のケースを見ていくと、全員辞退という結果が果たして個々のケースがたまたま重なった結果なのか、それともチームとして何か特別な力が働いたのか、よく分からないんですよね。
「特別な力」が経営、編成、現場のどこから働いたのかもよく分からない。
ただ、「全員が」「チームを介して」「辞退の理由を明記することなく」出したらそりゃ普通何か言われるだろうし、そうしたら落合監督のところに論評が集中するであろうことも分かっているはず。
どうもやってることが内向きで、そういう細かい配慮がお粗末なんだよなあ、中日は。
12球団公平に見ている人からしたら、不可解な行動が多いのにだんまりを決め込んでいる中日はやっぱり批判したくもなるでしょうね。ごめんなさい。
少なくとも僕なら、「全員」回避&活躍へのささやかな期待を込めて聡文は差し出すけどなあ。え、ダメ?
ただまあ、一中日ファンとしては、北京五輪での扱いには正直言って怒ってますよ。
中日からの選出者は予選から通していつでも便利屋扱いで、本来の場所で働かせてもらえない。
まあ森野はもともと便利屋扱いだから仕方ないとしても、
井端はDH、荒木は外野、川上は中継ぎ、岩瀬は同点登板にイニングまたぎ。
予選ではランナーのある状態で川上にスイッチとか、
同じ試合で川上より岩瀬の方が長いイニングを投げていたということもありました。
それで負けたら戦犯扱いとか、いったい何なん?!
川上なんか、帰ってきてから1ヶ月も試合で投げれなかったんよ!?
結果的に監督は交替しましたが、ああいう選手の使い方をする監督をもう一度選ぼうとしたNPBに対しては不信感がぬぐえないし、原監督が「前任者のようにはしない」と一言−こっそり中日に対してだけでもいいから−言ってくれたらこんなことにはならなかったんじゃないかなあ。
第3回のときには選出する側・される側がどちらももっとスムーズに対応できる体制を望みます。
うーん、でもやっぱり見たかったなあ。WBCで聡文。
内部での事情はあるにせよ、山田&与田を選んでる時点で、ある程度中日の選手を尊重しますよという意思表示とは受取れなかったのかなあ。
自分とこのひいきの選手が代表で活躍するのは嬉しいもん、やっぱり。
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