残念でした。

  • DIME
    2008年11月10日 14:17 visibility162

残念ながら、負けちゃいました。
でも非常に良かったと思います、視聴率も高かったですし。やっぱり試合の頭から最後まで見れるのはいいです、楽しかったです。ほんとオープン戦気分なんで勝ち負けどうこうはあんまり気にしていなくて。野球がおもしろかったからもうそれで良かったなぁと。

今年は異常なまでに日本シリーズが遅かったので、今からでも間に合うか本当に危惧しているのですが、それでもアジアシリーズがないぶん、1週間早くオフに入れますので、手術が必要な選手は明日にでも手術するぐらいの腹づもりでチームには動いて欲しいですね。今一番の懸念材料はそこです。

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試合に関しては一番懸念されていたところがもろに出たかなと。一・三塁手の三枚目がない。
李承ヨプがやり玉に挙げられているようですが、彼は元々今年一年あまり戦力になっていないんですから彼が悪かったことでチームが弱体化した訳じゃない、そこは元々弱いところ、それでも優勝してたんだからほとんど関係ない。
問題はむしろ小笠原道大の方です。あの死球、結局強行出場しましたけどあれ以降はどう見ても本来の彼じゃなかった。
シーズン序盤にも書きましたが、今のチーム構成は「怪我をしている小笠原道大」よりも優れた駒が用意できていない。だからシーズン序盤と同じように彼を強行出場させるしか選択肢がなかった。
李承ヨプはCSでは良かったわけですしね、あまりに短い試合数ですべてを判断することは出来ない、あのCSの結果が頭にあれば日本シリーズで心中するのは当然です。今年に関しても良い時期はちゃんとありましたから、体調万全でいてくれれば来期以降は大丈夫だと私は思っています。
現有戦力評価をちゃんと書くつもりではいますので、そっちで触れたいと思いますが、そんなチーム状態で「李承ヨプ不要」だなんて笑止千万、足りない駒をさらに減らすとは愚の骨頂です。
ずっと言っているとおり、本来ならここに3枚は必要です、それはこの日本シリーズで良くわかったでしょう。一枚をベンチに入れること前提で、小笠原と李を用意したうえでさらにウッズやフェルナンデスを取りに行くのだとすれば私はおおいにその慧眼を褒めますけど、世間一般じゃぎゃあぎゃあいうアホが多いでしょうからそこまでのことをしろとは思いません。
ちなみに、できれば三塁が出来た方が良いのでその点からウッズもフェルナンデスもあまり良い選択肢では無いとは思いますが、今の移籍市場で他に名前が挙がる選手がいないから挙げただけです。
現実的なところとしては新外国人選手をどこかから引っ張ってくるしかないでしょうね。

今年の野手陣は得点はリーグ最多だったものの、その中身を見てみればけっして素晴らしいものではなかった。
一・三・左っていう比較的強打者を起きやすいポジションの選手が中核を占めてそれに足せているのは捕手ぐらい。だからその4ポジションが1つ欠け、2つ欠けたときに、一気に打線が弱く見えてしまう。この日本シリーズでも「下位打線が云々」という解説が見受けられましたけど、それはここが原因です。
今年はリーグ断トツの得点力を得ることが出来ましたけど、もっと取れる余地はありました、坂本はわかっていて空けていた大穴だとしても、他にも穴は多数あった、対処すべきはそちらです。
投手陣は特に大きな穴はなかったと思います、先発も結局少ない人数で回しきってしまいましたし(来期以降に揺り戻しが来るのではないかと危惧しています)、中継ぎは抑えも含めてほぼ満点に近い。
懸念としては今年使えた駒が来年使えるかどうかはわからないってところですけど。駒数はありますから今年やったように、使える選手を見極めて、優れた駒を配置する優先順位を間違わなければ、つまり中継ぎを万全に固めるようにすればある程度期待はして良いと思います。
たぶん先発に多少穴が開くでしょうけど、中継ぎさえしっかりしていれば先発に穴があろうともどうにかなるってのは最近の阪神が示してますし、今年の巨人もそうですし、今年の西武だってそう。
「優れた先発をあれだけ豪華に注ぎ込めるのが巨人との差」なんて考えたらバカ丸出しですよ、日本シリーズ出場するためにはその前に1試合に先発三人なんてつぎ込めやしないながーいリーグ戦があるんですから、そこではじかれます。
偶然短期戦だったから禁じ手を使えてひっくり返せましたけど、中継ぎがしっかりしているのと先発がしっかりしているのとどちらの方が安定するかはこの日本シリーズがちゃんと見せていたでしょう。

投手陣に関しては気になっているのがパークファクターとの関連性。すっかり忘れていましたけど、パークファクターの高い本拠地球場への対処方法って、基本中の基本に「ボールをバットに当てない」って事があるんでした。
そう考えてみれば今年のリーグ断トツの奪三振数はパークファクターにそったものであるといえます。そうすると気になるのは、先発と中継ぎでの奪三振率に有意差が見受けられそうだっていう点です。
もし仮に「同じ投手が先発と中継ぎをしたら、中継ぎをするときの方が奪三振を取ることが結果的に多くなる」のだとすれば、元々三振が取れる投手であれば投手であるほど中継ぎに置いておいた方が良いのは明らかです。
で、もう一歩進めると、じゃあなぜそのような有意差が出るかといえばたぶん「一回の登板イニングが短いから」となるでしょう。だとすれば「先発であっても、ある程度短いイニング数で交代することを前提に投げてもらえれば奪三振率はあがる」可能性もあると思います。
だとしたらやはり、中継ぎに計算できる投手を多数置いて、先発には少ないイニング数で良いから、三振を多く取れるような投球をしてもらった方が良い。
中継ぎは越智とクルーンがいたので言うまでもないですが、今年の巨人は先発陣も他球団の先発と比べて奪三振率が高い投手が多かった。これが中継ぎの影響なのか先発投手個人の資質なのかはわかりませんけど、とりあえずいえることは先発であっても奪三振率の高い投手である方が望ましいのは間違いないって事。
今年の先発に奪三振率が高い投手が多かったのも、逆に「奪三振率の低い投手を外していった」結果なのかもしれませんしね。
もしこのパークファクターがしばらく継続するのであれば、奪三振率の低い投手は果たしてチームの駒として使えるのかが疑問となります。
ちょっと駒数の多い現在の投手陣を奪三振率でふるいにかけて、トレードに使うのも一つの手となるかもしれません。
具体的に言えば、木佐貫洋、野間口貴彦あたりですね、西村健太朗はフォークが使えていた時期は奪三振が多かったので、残しておきたいですけど。バーンサイドも、奪三振率が低いのは非常に気掛かり、東京ドームで極端に良かったらしいですけど、ただの偶然じゃないのかなぁ。
これがあったんで、野間口は2軍で漬け込んでおいてくれって言ってたんですけどねえ、結局中途半端に1軍に呼んじゃって、あれはほんと解せなかった。

日本シリーズの感想としてはそんなもんですか、ほとんど日本シリーズに触れてないですけど、試合見ながらこんな事ばかり考えてましたから。
誰か名前を挙げるとすれば寺内かなぁ、せめて普通に入れる打席を与えて欲しかった。犠打で悪いカウントになんてさせずに打たせて欲しかった。中継ぎ起用に関しても疑問は残りますけどまぁここは結果論にしかならないので詳しいのは避けます、ただシーズンと同じ運用をして欲しかった、とだけ言っておきましょう。
とりあえず、一番価値のあるリーグ優勝を果たしたんですから、今年は本当に素晴らしいシーズンでした。チームには本当にありがとうと言いたいです。
あとは、オフ期間が他球団に比べて一ヶ月以上も長くなってしまいましたから、すぐにオーバーホールに入ってもらえればと思います。

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小坂誠の楽天移籍という報道が出ていますけど、やむを得ないところかなと思います。

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小坂楽天へ 課題の二遊間強化へ…35歳「守備の職人」に白羽  
楽天が、巨人の小坂誠内野手(35)を金銭トレードで獲得することが9日、分かった。すでに条件面では年俸3000万円(推定)で大筋合意に達しており、近日中に両球団から正式発表される。内野陣強化を目指す野村楽天に、地元・宮城出身の“守備の職人”が加わることになった。
「補強ポイントはすべて」と話すノムさんにとって、リーグ5位の90失策の改善も大きな課題だった。特に二遊間の補強は急務。二塁のレギュラー・高須が今オフに右ひじを手術、今季終盤に痛めた左足首の状態も悪く、来季開幕に影響が出そうな状況。遊撃は2年目の渡辺直がリーグ2位の34盗塁で奮闘、育成出身のルーキー・内村もシーズン途中から台頭したが、首脳陣を安心させるまでに至らないのが現状だ。
楽天はシーズン終了後、「高須を脅かす内野手が必要」(球団関係者)とトレードを模索。遊撃でゴールデングラブ賞4度の経歴を持ち、二、三塁もこなせるベテランに白羽の矢を立てた。小坂はロッテから05年オフに巨人へトレード移籍してから右肩痛などで思った成績を残せず、今季の出場は自己最低の13試合にとどまっていた。
小坂の加入は、内野守備陣の大きな底上げにつながる。2度の盗塁王という足があるのもノムさん好み。しかも、小坂は宮城出身。柴田高からJR東日本東北でプレーした生粋の“宮城人”だ。地元密着の球団づくりを意識している楽天にとっても大きなトレードとなりそうだ。
◆小坂 誠(こさか・まこと)1973年7月2日、宮城県生まれ。35歳。柴田高からJR東日本東北を経て96年ドラフト5位でロッテ入団。翌97年に56盗塁などの活躍で新人王。98、2000年に盗塁王。99年からの3年連続を含めゴールデングラブ賞を4度受賞。05年オフにトレードで巨人に移籍した。通算成績は1259試合で打率2割5分2厘、18本塁打、295打点、272盗塁。168センチ、65キロ。右投左打。
(2008年11月10日06時01分  スポーツ報知)
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しょうがないとしか言いようがないですね、出来ることなら巨人で引退して欲しかったですけど、守備だけならまだ十分出来るんだろうと思いますし。
逆に巨人では守備固めとかはチームの長期展望を考えれば多少守備が劣っても若手に優先的に与えたい枠ですから、守備だけでは使いようがない、ちょっと今年の2軍での打撃成績は厳しいですからね。
金銭なのもしょうがないです、枠がないですから。本来なら戦力外でもおかしくはないです、最後になって一軍帯同していたりしていたのはこういう裏があったんですね、上手に商売できたと思います。
前にも書きましたけど、若手が出てくるまでの繋ぎとして、巨人では大事なピースの1つになってくれていたと思います。こちらもありがとう、ですね。

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