要確認。

  • DIME
    2008年07月25日 09:49 visibility67

最近更新してなくてすみません、どうもあんまり食指の動く出来事が無くて。
栂野が2軍で好投していて、その次の日にバーンサイドがあんなだったんで、結果論を言いたくなりましたけど、とは言っても横浜戦は5勝1敗は合格だと思いますから、チームとしてあそこで負けたのは当然の範疇、3割は勝ってるチームと6つもやれば1試合ぐらいはあぁいうのがあるものです。

で、一つ忘れていたんですが、楽天の内村が支配化登録されるってニュースがありました。

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楽天が内村と支配下選手契約、「BCリーグ」出身で初
楽天は23日、育成選手の内村賢介内野手(22)と支配下選手としての契約を結んだと発表した。

北陸や上信越を地盤とする独立リーグ「BCリーグ」の石川から入団した内村は、同リーグ出身では初の支配下選手となる。

内村は右投げ右打ち。身長1メートル63と小柄だが、俊足と巧守が売り。背番号は「98」になる。

内村は「最初の目標を達成できてうれしい。次は一軍の試合に出場するという目標に向かって頑張る」と語った。

(2008年7月23日20時32分  読売新聞)
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先日、トレード期限の延長が決まりました。その時のニュースはこちらの日記でログ残してあるのでご参照ください。
で、ニュースで全然触れられていなかったところで一つ疑問点が残っていたんですよね、育成選手の支配下登録期限はいつまでになるのか。
一緒くたに書かれていますけど、トレード期限の延長と言うのは野球協約第108条の話、それに対して新外国人獲得など、新規契約の期限と言うのは野球協約第64条の話で、まったく別なんですよね。
で、育成選手に関する規約ではどうなっているかと言うと、新外国人獲得などと同じ第64条に準じる(正確には第64条が含まれる第8章に準じる)となっていますので、「新外国人が7月末までOK」=「第64条の7月1日からとなっている部分が8月1日からと変更される」のであれば、育成選手も自動的に7月末までOKって事になります。
育成選手に関する規約の方で別途期限を書いているわけではないので、普通に考えれば、育成選手も伸びるんだろうなと思っていたんですけど、かかれてないから断言できなくて。
穿った見方をすれば、第64条に付則でも付けて、「外国人選手に限ってのみ「8月1日から(略)」ってなった可能性もあるわけですから。
上記の日記に転載してあるニュースには、「新規契約の期限」を7月まで拡げるのだと読める記事もあります(ニッカンの記事)けど、しっかり書かれているわけでなくちょっと微妙。

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■野球協約より一部抜粋■
第64条 (年度連盟選手権中の新規契約)
球団は毎年7月1日から年度連盟選手権試合終了の翌日までの期間は、新たな選手契約の承認を得ることができない。復帰手続を経た選手に付いても同じ扱いとする。

第108条 (譲渡可能期間)
選手契約の譲渡が許される期間は、年度連盟選手権試合シーズン終了の翌日から翌年6月30日までとする。
ただし、この協約にもとづくウエイバーの請求による選手契約の譲渡にかんしてはこの限りでない。
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■日本プロ野球育成選手に関する規約より一部抜粋
第9条 (支配下選手契約への移行等)
球団は、育成選手との間で当該選手の在籍期間中野球協約第79 条(選手の制限数)の範囲内で支配下選手として選手契約を締結することができる。
この場合には、新規に野球協約「第8 章 選手契約」の定めるところにより、統一様式契約書による選手契約の締結を行い、支配下選手としての手続きをとらなければならない。
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で、合意した時のニュースでも、下記のようにトレード&新外国人っていう記述ばかりで、どうも痒いところがまったくわかってもらえてない。

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FA最短7年で合意、補償も大幅軽減で移籍活性化へ
日本プロ野球組織(NPB)と労組・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は25日、都内で協議交渉委員会を行い、フリーエージェント(FA)およびドラフトでの新制度導入で合意した。
FA権の取得期間は、海外移籍を現行のまま9年、国内移籍を8年に短縮。2度目以降にFAを取得した場合は国内、海外とも4年とする。また07年ドラフト以降に入団した大学生・社会人の国内移籍に限り、7年まで短縮する。
移籍に伴う旧球団への金銭補償も変わる。各球団で日本人選手を年俸順にA(上位1〜3位)、B(同4〜10位)、C(同11位以下)とランク分けし、ランクに応じて補償金額が設定される。Cランクは人的、金銭補償ともに不要となり、選手会の求めた移籍の活性化につながりそうだ。
6月末までのトレード期限、新外国人選手獲得期限は7月末まで延長。ドラフト会議は高校生、大学生・社会人を一括開催し、1巡目は重複抽選制で実施する。
いずれも今季から適用し、2年後に改革の効果や球団経営への影響を再検証する。会議後、宮本会長と一緒に会見したNPBの清武英利選手関係委員長(巨人球団代表)は「宮本会長にも大変な努力を頂いた。今日まとまったものを土台としてさらに協議し、信頼関係を築いていきたい」と話し、年俸調停制度、ポスティング(入札)制度の見直しなど、今後も継続して話し合っていく。
スポーツ報知
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そう思っていたところに、上記の内村のニュース。そのまんま何の問題も無く新規支配下選手登録選手としてNPBで公示されました。
ってことはやっぱり、7月末までの延長と言うのは育成選手も含むんだという事でなんら問題は無いんだろうと思います。
ただまぁこのあたりもうちょっと正確な報道を心がけて欲しいと言うか(何条がどう改正されると書けばそれで済むことなのに)、そもそも報道に任せているだけでNPBにしろ選手会にしろプレスリリースをネット上に公開するとかもはや当たり前のことが出来てないんですよね。
そんな状況にありながら、報道は正しく伝えてくれないとか言う資格はないですよ、インターネットがあれば、「正しい内容」を直接発信する手段はあるわけですからね。
そもそも野球協約以下プロ野球に関する各種規約が、NPB側からは公的に開示されることもなく、こちらは選手会側が公開しているものしか見ることが出来ないって所からどう考えてもおかしいですけどね。

あと、選手会に関して言えば、「合意はしてませんけど、次の交渉に期待する」とか言ってるニュースリリースとかも正直選手会のリアクションは間違ってるとしか思えません。
選手会側が、あの協議交渉委員会、須らく報道では「合意」と表現された委員会での決定を「合意ではない」と表現するってどういう意味かわかって書いてるんですかね。
自分たちは合意はしてないけど、特に不満はないから次に期待する、なんて言ってるんじゃあそもそも「何らかの変更があるときに、我々の同意は必要ない」事を事実上認めているに等しいですよ。
選手会側とすれば、「球界内部での変更については選手会側の合意は必要である」言い換えれば「球団側だけで全て決めるのは許されない」って言うのは強く主張したい部分じゃないんですかね、だったとすれば、今回の件については「選手会として合意しました」って言わなきゃダメでしょ。
逆に今回の件では「合意」なしに変更されたんだという見解を取ってしまえば、それこそ「選手会側はあの時選手会の合意無しに球界内部で大きな変更が行われることを是認したじゃないか」といわれても仕方がないですよ。
後々、「別に自分たちはあれで合意したわけではない」って言えるようにしておきたいが為に、「公式見解としては合意してない」かたちをとったんでしょうが、浅慮で深慮を妨げてません?

まぁなんか話が逸れましたけど、正確な情報を確認したいんで、どっか関連するようなプレスリリースとか出ているところがあればどなたか教えてください。

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