正しい阪神ファンの在り方。

「うどん」ってな日記で止めてると、ゲストで入られた方が、

「え？ここ野球SNSやろ？美味しんぼSNSちゃうよなあ？」

と誤解されそうなので（笑）、野球ネタを書きます。

とはいえ、あまり野球でもないんですが、、、すみません（苦笑）

この前のコメントで、yamacさんに（たまにはちゃんと書きます。笑）有り難くも言って頂いた上岡龍太郎さんなんですが、私は非常に尊敬しております。

今は芸能界から引退されておりますが、あの話術をもう一度聴きたいですね。

で、上岡さんは自らを「醒めた阪神ファン」と称し、いつも阪神に対して冷静なコメントをされておりました。

、、、おりしも、90年あたりの独演会、でしょうか？

阪神が85年の優勝から遠ざかり、主力がどんどん抜けて奈落の底に落ちてる状態の頃です。

その一会話の中にプロ野球に対して、こういう話をされております。

（思い出しながら書いておりますので、大体こういう内容だとご了承下さい。）

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（前略）

、、、まあ、阪神ファンの方は、

「今日も負けた〜、また負けた、あ〜やっと勝った」とか、一試合一試合で一喜一憂したらあかんのです。

今日は一つ、阪神ファンの在り方についてお話しましょう。

さて、セリーグは6球団ありますが、その中で球団をいくつかピックアップして、選手とファンの位置関係、というのをご説明しましょう。

例えば巨人。

選手の方がファンより全然上の位置です。選手がスター、ですわな。

ファンは選手を見上げて声援しますわ。

「キャー原さん、中畑さん、頑張って〜！」みたいな。

例えば、中日や広島。

このあたりのチームになると、選手とファンが同等の位置になってきます。

、、、まあ言ってみれば、昼下がり、草野球を金網越しに、自転車乗ったままもたれて声かけとるおっちゃん、という風情ですわ。

目線が選手と一緒の位置、なんです。

「おー、う〜やん（宇野）、ここで一発頼むで〜。」

「大野〜、最後ビシッと抑えたれよ〜。」てな感じで。

、、、それが阪神になると、立場が逆転する訳です。

選手よりファンが上、なんです。選手を見下ろしてる。

「なんや、今日も10-1で負けたんかいな。。。

でも最後に1点、よう取ったやないか。。。。

岡田の当たり損ないのタイムリー？偉いやっちゃなあ〜！よう打った。

まあ何よりも、誰もケガがなかったんやから、ほんまに良かった良かった。」

ってね。まあ、子供の少年野球を観る、親の思いですわ、言うならば。

そやから皆さん、今年もあかんな〜とか、嘆いたらあかんのですよ。

10試合負けて、1試合勝ったら喜びも大きいやないですか。

もしでっせ、まかり間違うて阪神が優勝争いでもしてて、大事な試合を落として優勝逃した、としても落胆したらあきません。絶対、怒ったりしたらあきませんよ。

「ああ、やっぱりなあ、、、いやいや、今年はここまでよう楽しませてもろた。おおきにおおきに。」

と思わなあきません。

それが正しい阪神ファンの在り方です。

（後略）

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それから時代も変わって、阪神含め、他の球団のニュアンスもファンも変わって来てはいますが、私は阪神が惜しい試合を落とした時は、いつもこの上岡さんの講演の話を思い出します。

「おおきに、阪神」と。阪神ファンでほんまに幸せです。