目標を公言する人

目標や夢は、実現する能力がある人が叶えるのではなく、


実現したいと思っている人が叶えるのかな?


 


最近、自分はそう考えています。


 


マラソンで、有森裕子や高橋尚子らをオリンピックでメダル獲得に導いた小出義雄さんの「育成力」という本を読んだのですが、バルセロナ五輪で銀メダルに輝いた有森さんのエピソードがありました。


知っている人も多いかもしれませんが、有森さんは小出さんの実業団に入るまでの間は、たいした成績を残した選手ではなく、メンバーの中でも遅いほうだったようです。


 


しかしながら、他の選手と唯一違うところがあり、それは、監督に対して


 


「私はオリンピックに行きたいです」


と、公言してきたそうです。


 


驚いた監督が「観戦に行きたいのか?」と冗談できくくらいですから、そのときの実力を考えると、とうてい叶いそうにない夢だったのだと思います。


 


でも、有森さんは最終的には、五輪で二回もメダルを獲得しました。


そういったエピソードを聞いたときに、「夢は叶える力がある人ではなく、夢は叶えたい人が叶える」という気持ちを自分はいだきました。


 


できるかできないかではなく、やりたいかやりたくないか。


 


夢や目標などは、おそらく多くの人が持ってきたでしょう。ただ、それを実現できる人は、そうは多くありません。叶わなかった理由としては、もちろん実力や運もあるでしょうが、実は、心のどこかで自ら諦めてしまったり、情熱を失ったりしていることも実際は多いような気がします。かくいう自分もそうかもしれません。


 


大切なのは、どんなことがあっても夢を抱き続けること。自分の限界は、自分でつくるものだと、メンタルトレーニングの本などに結構書いてありますが、まさしくそうかもしれません。


 


今の自分は、選手のモチベーションを高め、彼らの最大限の実力を最大限発揮させることができるコーチを目指しています。目標を叶えたい人が叶えられるのなら、自分は最後までそれを目指して行きたいと思います!


 


話を少し変えて、この前のクライマックスシリーズの翌日に、巨人ファンの少年野球プレーヤーと軽く雑談をしました。巨人ファンである彼は、残念だと口にしていましたが、そのあとに、


 


「自分は巨人ファンなので、将来は巨人に入って巨人を日本一にさせます」と自分に言ってきました。とても素晴らしいことだと思います。


 


そんな彼に対して自分は「大切なのは諦めないことだぞ!」と繰り返し彼に言いました。


 


そのエピソードを他のコーチに話したら、「ムリだな」と一笑されていましたが、有森の例を見る限り、可能性がないとは思いません。彼の情熱が冷めない限り、有森のようなこともあると自分は信じています。


 


少年野球のコーチをやっていると、本気でプロに憧れる子達と接する日々になりますが、果たして自分はどこまで彼らに貢献できるのか?


そのためには、彼らの夢への後押しをするためにも、自分は優れたコーチを目指して努力し続けることが大事だと思います。


 


まだまだ未熟ですが、精一杯頑張ります!

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