言い訳を聞こう!相手を認めよう!

久しぶりの更新です。

少年野球において感じることは、結構子供達は言われたことに対して口答えをしてくるということです。
言われたことに対して素直に受け止める子もいますが、ぐだぐだと言い訳をしてくる子が多いのが現状です。

それに対して、コーチらが「言い訳するな!」と怒鳴ったり、「いいから言われたとおりにしろ!」というシーンも少年野球の場面では珍しくないものです。

ただ、自分はこの状況に違和感があります。

というのも、自分の考えとして、選手らは言い訳をする権利があると思っています。
少年達はプレーしている中で、自分がやっていることが自分にあっている、もしくは自分のやっていることは正しいと思っている子がかなりいます。

もちろん正しいやり方をやっていればいいのですが、なかには勘違いをしている子も結構多く、そういう子達に対しては、コーチらが結構指摘してきます。

指摘された子としては、自分を否定されたのが気に入らないのか、どうして間違っているのかわからないのか、原因は色々だと思いますが、言われたことに対して、自分の考えを強く主張することが多いというのが、最初にもいったとおりです。

ただ、ここでコーチが怒ったり、彼らの発言を聞かずに黙らせてしまうことは、選手にとってマイナスのような気がします。
そして、コーチにとっても、もったいないことです。

子供達の言い訳を聞いてみると、確かに言いたいことがわかるけれども、野球的にみて正しくないものから、全く勘違いしているものもあります。

ただ、ここで言い訳を聞くことによって、その子がどんな考え方をしているのかがわかりますし、これが最も大切なことなのですが、言い訳などをしっかり聞くことによって、選手らの心に「自分を認めてもらえている」という気持ちを感じてもらえることです。

まず最初に彼らの言いたいことを真剣に聞く。そして理解したことをはっきり伝え、ただ、その考えは野球的に間違っているんだよということをやさしく伝えるべき。これが自分の考えです。

言い訳をいうな!といって子供達の発言権を遮断することで、子供達は自分を認めてもらえないと思い、最悪な結果として、選手らがコーチに心を開かなくなってしまうかもしれません。

それだけは、絶対に許してはいけないことだと思います。

相手を認める。

実はコーチと選手、あるいは親と子供。もしくは、上司と部下の関係においても、相手を認めるということは大事かもしれません。

話が少しずれますが、グレた子供達を特集した番組などで子供達の心境を聞いたりすると、
「自分を認めてほしかった」という主張が結構でてくるようです。

コーチが言い訳を言わせなかったくらいで選手がぐれるとは思いませんが、彼らを認めたほうが、次からも選手らは心を開いて自分の気持ちを伝えてくれますし、それによって選手とコーチの関係もよくなり、更に良いチームが作れると思います。

良い選手に育てるために、積極的に言い訳や口答えを聞こう!
この考えを忘れずに、今後も指導して行きたいと思います!

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