
プロ野球ドラフト会議のこと。
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KazuKi
2011年11月05日 01:05 visibility132
毎年のようにドラマが生まれるドラフト会議。はたしてこの制度はいいものなのでしょうか、悪いものなのでしょうか。
まず、職業選択の自由という問題がありますね。通常、企業に就職する際に、面接や筆記試験等で自分を売り込み、企業が採用の判断をします。もちろん自分が希望する企業に入れない可能性もありますが、完全に自分の努力次第です。しかし、このドラフトに関しては自分の意思とは関係なく自分の進路が決められていきます。職種は同じであっても、どこか違和感を覚えます。
では、ドラフトがなかったらどうなるのでしょうか。人気のある球団に実力のある選手が流れていき、戦力が不均一になると言われています。仮にその人気のある球団のことを好きでなくとも、お金にものをいわせて獲得するということもありえるでしょう。
僕は別に無理に戦力を均等にする必要はないと思います。というか、何が均等かって判断はどこでするのでしょうか。年俸?年齢?成績?どれも一概には測れませんよね。本塁打王と首位打者がいて最下位という球団もあります。それに、新人選手はプロの実績がないので、どう評価するのか難しいです。ドラフト上位の選手が2軍で埋もれているなんてよくある話です。
ドラフトという制度は、不正な入団ができないように作られた制度です。でも、僕は、そういう制度を作るのではなく、不正をしたらしっかりと罰則するというルールを作ったほうがいいと思います。裏で何やってるかって、正直どんな制度作ってもわからないと思います。不正をしていいということではありませんが、そのくらいの緩和はいいのではないでしょうか。好きな球団に入れて、球団は必要なければ拒否できる。拒否された人は他の球団に入って拒否された球団を見返す活躍をする。あるいはあえて弱い球団に入り、優勝へと導く。そういうやり方のほうが、無理に戦力を均等にするということよりおもしろくなるのではないでしょうか。
アメリカはウェーバー制で、成績の悪かったチームから選手を指名していくやり方です。でも、基本的には入団拒否ということはあまりないみたいですね。それにはやはり、弱いチームに入っても、自分で何とかしてやるみたいな気持ちがあるからなんでしょうか。あるいはFAやトレードが頻繁に行われるということもあるのでしょうか。
最後に、ドラフト会議の時期について書きます。シーズン中にやるのはいいとして、監督が決まっていなくてやるっていうのはどういうことなんでしょうか。正確には監督を決める時期がおかしいというところですね。日ハムはドラフト後に栗山さんの監督就任を発表しました。ドラフトって、来期の戦略、戦術を考える上で、結構重要な要素だと思うのですが…。もちろん預かった戦力でやるっていうのもいいですよね。野村前楽天監督なんてそのいい例だと思います。もちろん、発表前には就任は確定していて、ある程度のドラフトの意向は伝えてあるとは思いますが、今回の日ハムは指名した選手が選手なだけに、監督は何も口出しできなさそうですよね。仮に監督が出ていったとしても、ドラフト後に就任したじゃんってなると思います。難しいところです。もちろんスカウトさんの調査もあって、こういう指名になったんだと思いますが、現場とフロントの一体感は感じられません。ダルビッシュがいなくなる→じゃあいい投手を採ろう、ということなら、他の選手でもよかったわけです。交渉権を得る確率が高いのは菅野君でしょうが、入団というところまで持っていく確率まで計算するとわかりませんよね。入団拒否されたときにどうするのかという危機管理はしっかり考えてあるのでしょうか。
個人的な意見をだらだら綴ってしまいました。あくまでいち個人の考えです。僕がこう考えているからといって、そうなるわけでもありませんし、この制度があるから野球を観なくなるということもありません。ただの小言として読んでいただけるとうれしいです。
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- 事務局に通報しました。
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