そして夏休み

1年の春リーグはあっというまに終わり、例年通りBクラスに終わった

というのも、うちの大学はもう40年近く優勝から遠ざかっていたのである

そして迎えた夏休み


とにかく



走る
走る
走る
走る

モチベの低かった当時の自分にとって、それは地獄だった

当時の主将は、走るのが大好きだったようだ

ピッチャーならまだしも、なぜ野手までこんなに…
冬ならまだしも、なぜ真夏に…
連携や実戦練習全然やんないでどうスタメン決めるんだ…

色んな不平、不満が聞こえてきた
自分は口にこそ出さなかったが、同じように思っていた

そしてある日、1年生と主将でミーティングをした

主将は黙って聞いてくれた
生意気な意見もたくさんあったと思う
チームのことなんか全然わかんないような、入ったばかりの1年にこんなに言われるなんて…
と思ったかもしれない

でも「言ってくれてありがとう」
そしてチームに対する熱い思いを語ってくれた

そんなことまで考えていたなんて…という内容のものもあった

その後チームが劇的に変化し、優勝、

となるのが普通だろうが

現実は甘くない

確かにミーティングを通じて、主将の熱い思いは自分に伝わった

しかし寡黙な性格もあってか、チーム全体に彼の思いが伝わることは無かった

しかも練習内容には不満を感じるものが依然あった

それに対してモノ申せる者は、ゼロ


1年の甲子園経験者達は、
「俺達の代はちゃんとやろう」
と早くもミーティングを開いたり、先輩とも意見交換したりと、積極的に動いた

自分もその中の一員として、

と言いたいところだが、正直会話のレベルについていけなかった
予選2回戦負けの高校の控えだった自分にとって、
甲子園レベルの野球談義は、あまりにこれまでとは別世界だったのである

いかに自分が頭を使わずに野球をやってきたか
思い知らされた

そうして夏休みも終わりに近づいていった

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。