ミラクル川崎


 今まで数々の苦闘を続けて来た強いライバル。小差で決着するか乱戦で点の取り合いかと思っていた。

スタジアムは風が抜けにくい構造なので、ゴール裏は非常に暑かった。ピッチも陽が当たるところは非常に暑かったようだ。選手はプレーが中断する度に水分補給をしていた。

 前半の4点は遠くてよく見えなかった。でも、前に出て行く姿勢が戻って来たのは嬉しい。その結果としての4点だと思う。とにかく厚い攻めだったと思う。一人ひとりが前に出て行こうという気持ちが見えていたと思う。前半終了して4−0でも全く安心できない。今までの悪夢があるから。

 後半に入って平山が投入されてからFC東京のリズムが良くなってきた。ずっとFC東京がゲームを支配する。次の1点を取った方がぐっと有利になりそうな予感がした。しかし、FC東京は攻めきれない。流れが来ている時に決められない展開の時は決まっている。押されていた川崎が息を吹き返して追加点を重ねる。終わってみれば今まで記憶にない、7−0の勝利。途中、応援歌が「カワサキ、ミラクル」に変わっていたが、まさにミラクルだった。シーズン終盤で残念だが、もっと早ければ優勝戦線にも食い込めるのにと思わせる、川崎の勢い復活だった。

 試合後飲み会があって、その中に古参の東京サポもいた。憮然としていたが、一緒に飲みながら話した。『FC東京のDFの誰が悪いとは見えなかった』 『今までとは違わない、川崎が良すぎただけ』と言っていた。自分はFC東京の選手はマークがずれていて・寄せが遅く見えていたが。

11/3のナビスコ決勝に弾みがついた。いいイメージのまま突入できる。取れ!初タイトル。

数人は11/2から徹夜で並ぶ、多くの仲間は始発電車で駆けつける積もり。国立の場所取りも熾烈だろうか。でも、嬉しい悲鳴であるが。 



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