試合は90分はあるもの


前半足を使って有利な試合運びをした清水、あまり動かずにもどかしい川崎。45分単位だったら清水の勝ちだっただろう。ところが90分単位で考えないといけないのがサッカー。この暑さの中で清水の選手は後半25分位から足が完全に止まっていた。ジュニや田坂・黒津に何回も振り切られていた。

結局90分を通して試合展開を考えると、前半押さえ気味で後半まで体力を残してフレッシュな選手交代が的中した川崎と、前半のいい展開でもう1点取って安全に逃げ切りたかったがもう1点取れなかった清水の差が勝敗を分けたと思う。

 川崎は後半右サイドにポイントを置いてチャンスメイクをしていた。右サイドの村上を下げ、攻撃センスのある井川を上げて、交代出場の田坂と黒津を使って右サイドの高いポジションでいいボールキープと中央への折り返しが出来ていた。ゴールは左サイドだったが、右サイドの攻防が相手選手を引き付けて、左・中央の守りを薄くさせたと思う。今までこういうオプションはあったが、やっとうまく機能し始めたかなと思う。都倉も良かった。不調のテセに代わる切り札になる可能性もありそう。生え抜きだから期待は大きい。

清水ではやはり伊東テルが抜群の動きと無尽蔵なスタミナで輝いていた。ボールの起点にすばやく走り込む読みと瞬発力。ファールが少ないけど、相手の起点はしっかり潰す。菊地・谷口は見習って欲しい。

次節はすぐに浦和戦。非常に苦しい試合だろうが、粘りで勝って欲しい。いつもあっさりと得点を献上するが、浦和が相手ではこれは命取りである。身体を張って守備をするしかない。そして少ないカウンターで確実に決めること。勝機はこれ位か? 

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