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心臓に悪い試合
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フロンタ東京
2007年10月21日 01:19 visibility39
本当に苦しい試合だった。久し振りの先制点、ケンゴの地を這うようなシュート、久木野の最後まで追う姿勢から入れた執念の2点目、ジュニが抜け出した技ありの3点目で前半3−1の楽勝ペースだった。
後半は一転して新潟のペース。縦の速いパスから川崎のゴール前を襲う。あっという間に3−3の同点に追いつかれた。今シーズンの悪い時同様、MF陣がDFラインに吸収されて中盤を相手チームに明け渡してしまう展開に。でも、同点にされてからやっと奮起したのか押し返して惜しいシュートも何本か出た。
引き分けが目の前にちらついて来た時の劇的な決勝ゴールがケンゴの右足から叩き込まれる。選手は殆んどGゾーン前に集まり大喜び。サポーターも歓喜の大合唱。Gの中心からは大量の水がまかれて廻りはびしょ濡れに。そのままアバンテを歌いながら終了。
選手達はケンゴのインタビュー終了を待っていたが、合流して挨拶に来た。みんないい顔してた。勝つといういう事は素晴らしい。
楽に勝てる試合を、同点に追いつかれて最後の最後に突き放す展開は演出かと思わせる試合。今年はロスタイムに得点を決める試合が多いと思う。最後に執念が実ったのか、途中ペースダウンして休んでいたのか。これでは観る側の心臓に悪い。
ケンゴは立派。水曜日に代表戦をフルに戦ったにも関わらずに90分走り抜いて、誰よりも活躍した。この体力・気力を他の選手は見習うべきである。川崎の選手はおとなしいというか、闘志が出ていない。絶対にボールを捕る、前に全力で走るという意気込みが伝わってこない。前に出るか下がるか中途半端な姿勢が多い。これが今シーズン低迷している原因の一つではないかと思う。久木野が相手のバックパスを全力で追いかけて奪ったゴール、他の選手もその意気込みを感じただろうか。
もう一つ心配な事がある。両サイドが下がって5バックになり、両ボランチがその前か吸収される展開も多い。それはMF陣がDFラインが磐石でないと感じている為だろう。心配になって下がってしまうのだろうと思う。自分がもし選手だったらやはりスカスカでゴール前をしっかりガード出来ないDFを助けに下がると思う。昨年までのDF陣は安心感があった。今年は相手FW・MFに一歩も二歩も出足で負けている。確実に高齢化の弊害が出ている。これからのリーグ戦は若手DFの薗田を育成させる為に使って欲しい。シーズンオフにはしっかりしたDFの補強は必要。日本人でも外人でもいい。失敗すると来シーズンは得点はそこそこ、失点は大量で降格ライン上という事態もありうると思う。
新潟サポーターは都内にも多いのかな?帰りの大井町線で何人も大井町方向に向かう電車に乗っていた。新潟は前半と後半全く違うチームでしたよ。大量のサポーターの声援のお陰ではないでしょうか。どうもお疲れ様でした。
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