発見されたカーネル・サンダースの甲子園常設は中止へ

今年3月、24年ぶりに道頓堀川の川底から発見された、カーネル・サンダース像。

24年前の日本一の歴史を語るひとつの目玉として、2010年3月にリニューアルオープンする「甲子園歴史館」に常設展示される予定で検討されていた。

しかし、阪神サイドからKFC(日本ケンタッキー・フライド・チキン社)へ、「甲子園歴史館」への正式展示(常設)は出来ない旨を伝えていたそうだ。

と、言うことであのカーネル・サンダースの甲子園での常設はほぼ無くなった。

9月に一度甲子園球場横で像の一般公開がされたが、甲子園では、機会があれば今後もそのような形での公開となるようだ。

カーネル・サンダース像については、そもそも、KFC側が「多くの阪神ファン、野球ファン等に見ていただきたい」との意向から、「甲子園歴史館」での展示を第一候補に甲子園球場内での常設展示を阪神側に希望していたという。

阪神側は前向きに検討していたが・・・

「日本ケンタッキー・フライド・チキン社とういう1つの企業のイメージの色合いが強すぎ、企業PRのための展示になりかねないこと。」

「優勝したことで道頓堀川に投げ込まれたということだけで、カーネル・サンダース像自体と野球とのつながりが直結していないこと。」

この2点についてが弊害となり、発見された像の常設展示は不可能と判断されたそうだ。

なんだかつまらない理由だよな。

たしかに、カーネル・サンダース像はKFCそのものをイメージする像ではあるが、あの発見された像の実物に限っては、そんなのはどうでもいい、1985年の優勝の出来事を語る像に違いないと思うのだが・・・

なんか、他の会社のPR展示に繋がりかねないというのが、ファンにとって小さすぎる理由のような気がする。

ファンを楽しませるなら、そういった小さな弊害を無視しても良いんじゃないのかな。

カーネル・サンダース像を見るのを楽しみにして、入場料を払って「甲子園歴史館」に入館するファンも居るだろうに。

うーん。なんか残念だ・・・・

あのカーネル・サンダース像は、いまは東京のKFC本社内で保管され、展示の時を待って居るという。

今後は、関西圏で規模の大きい店舗に設置する方向で動くことになるらしい。

川底から保護された像、その眠りから覚めたと思ったら、今度は阪神から反故・・・

再び深い、そして深過ぎる恨みの呪いが再び巻き起きるかもしれない。

来年は「トラ年」か・・・

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