一朝一夕でどうなるものでもない

松井の故郷で“お寒い”試合…巨人、物足りない存在感
http://www.zakzak.co.jp/spo/2008_08/s2008080701_all.html

松井秀喜の移籍以来、スター不在で人気低迷する巨人。地方ファンを掘り起こすために地方遠征を増やしているが、松井のお膝元で15年ぶりに開催した試合は、ファンサービスといいプレーといい、気合の感じられない中身だった。

 松井の故郷、石川県で巨人の1軍が試合をするのは実に15年ぶり。

 ところが4日の横浜戦で石川県立野球場に足を運んだ観衆は、平日とはいえ満員には程遠い1万2726人だった。

 同じく平日の今年5月14日に行われた広島−阪神戦とは雲泥の差。超満員で入場券を持った観客さえ外野席に入りきれず、騒動が起こったほどだ。

 その上、お寒い試合をしては、恥の上塗り。5回までに4点をリードしながら、出る投手がことごとく打たれ、6回以降に10失点して逆転負けした。

 頭に血が上った原監督は試合後、「いったん着替えていいかな」と言ってロッカーに引っ込むと、数分間出てこなかった。

 長嶋監督、4番松井の時代には「収容人数が少ない地方球場でやってもうまみがない」と、もっぱら東京ドームで試合をやっていた巨人だが、このところは人気低落で方針転換。

 今季は宇都宮、福島、旭川、札幌、金沢、富山、大阪、松山と、全国各地で9試合も遠征を行う。

 球団にとっては地方のファンを掘り起こす好機だが、球団関係者は「もう少し協力してもらえたらいいんだけど…」と不満顔。

 小笠原が古巣・日本ハムの本拠地、札幌でファン交流イベントに出たり、クルーンが頻繁にサイン会を開く一方で、生え抜きの主力がどうも非協力的なのだ。

 この日、ステージに上がったのは、12年目でようやく定位置をつかみつつある鈴木尚。6月に故郷の福島で出演して以来、2度目の登場だ。鈴木は「僕も15年前はいなかったが、新しい選手を石川のみなさんに楽しんでもらいたい」とアピールし、その2時間後にはスタメン出場した。

 ファンサービスが薄い分は、プレーで喜ばせてくれればよいのだが、この日は最下位横浜に惨敗。高橋由にいたっては疲労性腰痛でベンチ入りすらしなかった。こんな有り様では、地方のファンがソッポを向くのも無理はない。

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いつものように、夕刊フジの記事である。

この人気という面ではあまりにもこじつけすぎる部分がある。

>4日の横浜戦で石川県立野球場に足を運んだ観衆は、平日とはいえ満員には程遠い1万2726人

とあるが、翌日の富山では22153人という発表がなされている。このことについては何も触れないのだろうか。

ファン拡大といっても1試合や2試合やったところで何が変わるわけではない。10年じゃ短いし、30年、50年とその街にあることでやっと馴染んでいくものでは無いのだろうか。少しぐらい試合をやって人気がどうのこうのと言い出すほうが、よっぽど浅はかで近視眼的なのではないだろうか。

かつてと違って全国にチームが散らばってる以上、日本全国に巨人ファンというわけにはいかない。ただ巨人を中心に野球熱を暖めてきたからこそ今の北海道や東北がある。その部分はもっと評価されるべきだろう。

今はFAもあり、生え抜きがどうのって言ってる時代ではない。もう少し視野を広くもっていただきたい。
 
あまり語られることは無いが、巨人はジャイアンツアカデミー、あるいはジャイアンツカップという小中学生の大会を開くなど、いろんな面で貢献している。巨人ファンがどうのという前に、野球をやる子がいなきゃ話にならないという姿勢はもっと評価されるべきだろうか。記事を書く方々も巨人の批判を喜ぶものに媚びる記事など書いてないで、野球界にプラスになる記事をおねがいしたい。

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