チーム革命

昨年暮れから今年にかけて
わがチームに大きな転換期が訪れた。
おそらく、どんな草野球チームでもあるはずの
チーム存続、メンバー入れ替え、退団騒ぎだ。

ことの発端は、みんなの心の中にくすぶっていたこと。
「さいきんアイツ、練習にも試合にもこないなぁ…」
しばらく活動をしているうちに、
よく参加するメンバー、たまに参加するメンバー
そして、ほとんどこないメンバーに分かれてしまうのだけれど
出欠を確認するメーリングリストに、一切の音沙汰もない…という
数人のメンバーが俎上に乗せられたのだった。

というのも、わがチームは総メンバー数20人くらいで活動していて
誰かがグラウンド確保をし、その日の出欠をMLで返信する決まりになっているのだけれど
返信すらないと、毎回のようにグラウンド確保をしてくれたメンバーは
「なんでオレばっかり…」となってしまうからなのだ。

年長のAさんが立ち上がった。
「Bくん、Cくん、Dくん、最近顔を出さないのは仕方がないにしても
返信すらないのはどういうこと？」
それでも返信はない。
もう一人、くすぶっているメンバーも。
「ここらで一回、きちんと引き締めをしないと続かなくなっちゃうよ」

チーム立ち上げの初期から参加していたメンバー数人が転勤になったり
転職で参加不可能になったり…
そういう時期に迫られた、チーム改革の嵐。

そして事態は、意外な方向へと動き始める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく・笑＞