日本代表vsJリーグ 観戦記

  • まえま
    2011年03月30日 17:55 visibility117

行ってきました、日本代表vsJリーグ選抜。


 


当初のキリンカップの代替戦にしては夢の様な対戦カード。


もちろん念頭にあるのはチャリティーマッチ。


被災地に元気とお金を届ける試合。


言い方は良くないかもしれないけど、簡単にいうとそういうこと。


 


仕事を早めに終わらせて、電車に飛び乗り、到着したのが18時30分。


御堂筋の長居駅を降りてスタジアムへと歩いていると、普通に「チケット買うよ~」、「チケット余ってない~?」とのダフ屋のおっちゃん達の声が。


 


ダフ屋行為は違法やないのか・・・?


いや、現行犯で売り買いをしていたらダメで、声をかけるだけなら大丈夫なのか?


とか考えていたら、すぐにスタジアム前についた。


 


予想はしていたものの、入り口付近はごった返し。


入場口前の露店では通常とは違う胸にロゴの入った(追加しただけ?の)代表ユニが販売されていたし、長蛇の列。


「ここに並んでいる人は座れるのかな?」と心配したけど、そんなの心配していたら自分の席が無くなると思い、そそくさと入場。


ま、あまり代表ユニには興味がないのでいいんですが。


 


しかし、今回は指定席での販売は無く、スタジアムを3つに区切っただけのエリア指定。


メイン・バック・ゴール裏。


早いもん勝ちでは、平日に仕事をしている人間には良い席なんて無理。


聞いたところによると、前日の夜や6時間前から並んでいる人もいたとか。


「仕事せぃ!」と思うのは、ただのひがみです。


みんなサッカーが好きなんやと心を落ち着かせる。


 


さて、入場はしたものの、19時前では95%は埋まってる。


基本的にJの試合でもピッチに近い場所はあまり好きではない私は中~上段を選びます。


その方がピッチを全体的に見渡せるし、スピーカーも五月蝿くない。


 


スタンドをテクテク歩けども一向に空いている席が無い。


仕方なくオーロラビジョンがまっすぐに見えるコーナーポストの最上段へ。


はい、カテゴリー3(ゴール裏の席)の隣でした。


2千円の金額の差を忘れるのに集中しました。


 


そして選手の入場から試合開始。


この辺の内容はテレビやブログでみんな見ていると思うので、割愛です。


 


ただ、KINGカズに対する声援は半端じゃなかった。


本田や長友、俊輔の時も大歓声でしたが、KINGカズの時は地鳴りのような歓声。


交代してピッチに入ると、代表サポーターもカズコール。


「今日はカズの引退試合かな?」と間違うほどの。


 


会場の雰囲気は観客全員がどちらかを応援するのではなく、どちらのチームのチャンスやピンチにも全て反応して歓声が沸いていた。


贔屓チームや選手を応援するのでなく、会場全体がサッカーを楽しんでいた。


 


私はサッカーを指導している為か、贔屓チームや選手がない。


もちろん地元のサンガには頑張って欲しいが、それは京都のサッカーが盛り上がってほしいから。


それだけに、この会場の『サッカーを楽しむ雰囲気』、『選手の技術にほれぼれする』ってのは、まだまだ日本のサッカー界は大丈夫だなと感じさせるものだった。


 


そしてそういうのがサッカーという媒体をとおして、子供たちを成長させたり、大人に勇気ややる気を与えたりする。


サッカーのみならず、スポーツの持つ魅力というのはそういうものだ。


努力・目標・継続・協力・行動・勇気・・・


生きる上で、人間として大切な事。


それらがスポーツには備わっていると思う。


 


人生には色々あるけれど、スポーツは間違いなく人を成長させ、強くさせるパワーがあるんだって感じさせてもらえた良い日でした。

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