ティアラリーグ 交流戦@オーシャンアリーナ 2012/2/19

  • まえま
    2012年02月28日 18:30 visibility455

FSK Pandagonが昨年のティアラリーグにて準優勝したため、オーシャンアリーナで行われる東海ティアラリーグとの交流戦に出場してきました。


 


かねてから目標にしていたオーシャンアリーナ。


年間を通して行われるリーグ戦に付いているおまけのような部分もありますが、京滋奈で準優勝チームだという事は意識していたと思います。


 


ただ、やはり2チームの混合チームであるパンダゴンはそれぞれの所属チームでの練習はしていても、合同で練習はしていません。


こんなで大丈夫かな・・・と思いながら、選手たちに「勝ちに行く?楽しむ?」って聞いたら、さも当然の如く、「勝ちに行きます!!!」って。。。


やる気があるのは認めますが、練習もせずに勝ちに行きたいってのは図太いというのか自信があるのか。


 


で、そういう意見を聞いたら実現させてあげようと思うのが、1年間、連れ添った監督もどきの心情です。


でも練習をしていれば多少の見栄えのするプレーや連携を使った戦術を教える事はできますが、練習なしのぶっつけ本番で使える戦術は多くないんです。


頑張って考えましたよ。


そしてたどり着いた戦術は、


・前プレ


・ボックス


・マンツーマン


この全てを一緒に行う事の出来ない3つの戦術を状況に応じてベンチからの指示でやってもらうことにしました。


 


当日、御在所SAに集合したメンバーに伝えて、御在所からオーシャンアリーナに着くまでの車中でそれぞれ考えさせて、現地で再度、ミーティング。


頭に「?」が浮かんでいる選手を構っている暇も無く、理解しているであろう選手で第1試合のキックオフ。


 


安定感のあるセットで挑みますが、いつもより広いピッチで思うようにゲームが支配できない状況で、少しづつメンバーを変えながら様子を見ます。


やはり出てきた戦術を理解していない選手にピンチの場面を作られながら後半の終了間際にゴールを決めて、まずは幸先良く1勝をゲットです。


 


2試合目はバランスが良くゲームを進めますが、決定力が及ばず0-1での敗戦。


 


3試合目は既に決勝トーナメントに進めないチームとの対戦だったので、しっかり2点をとって勝利。


 


2勝1敗の予選リーグ2位で通過し、決勝トーナメントに挑みます。


 


準決勝は瀬戸フィオレンティーナというチーム。


女子チームでありながらジュニアから社会人までカテゴリーのあるしっかりとしたチームで、週に3日の練習でしっかり動ける若い選手たちがいました。


結果は0-4と大敗を喫し、3位決定戦もなかったのでベスト4で終了でした。


 


最終的に優勝したのはこの瀬戸フィオレンティーナさん。


実はこのチーム、パンダゴンの試合の偵察をしにきてはりました。


技術や連携が未熟なパンダゴンをなんとか戦術でカバーしていたので予選リーグは突破できたものの、偵察され、対策をされてきたら地力の差が出てしまいました。


 


なんとか決勝トーナメントに進めただけでも、みんなよく頑張ったと思います。


ただ、気づいている選手は少ないのですが、上記の通り、予選リーグは戦術がバッチリはまったから勝てたんです。


しっかりとフットサルをしようとしても多分、勝てなかった。


1発勝負の戦いだからこそ通用する戦術。いわばギャンブル。


監督もどきとしてこの賭けに勝てた事は人知れずこっそりとほくそ笑ましてもらいます。


 


この大会とティアラリーグを1年間、観てきて感じたのは、やはり基礎技術の大切さと運動量。


もちろんティアラリーグの参加チーム全体としてのレベルでの話ですが。


女子で真剣にやっているチームにおいては戦術うんぬんが必要というか戦術を活かせる戦い方ができますが、素人に毛が生えたレベルでは戦術に助けてもらう事が多いです。


それでは本当にフットサルを面白いと思えるかは疑問です。


あくまで戦術は基礎技術の上に成り立つもの。


逆に基礎技術があれば戦術はなくてもある程度の戦いは出来ます。


そして戦術がはまらずに負けてしまうと、人のせいにしてしまいます。


「自分はこう動いたのに〇〇がああ動いたから・・・」とか「こういう戦い方がしんどい」とか「〇〇は戦術を理解していない」とか。。。


 


まだまだパンダゴンの選手たちには伸びしろがあるんですが、様々な事情でチームが縮小傾向にある中で伝えきれていないのが心残り。


かと言って練習をしないチームにおいて監督という存在は役割を果たせない。


とりあえず少しパンダゴンからは離れてみて、選手たちが私を必要と感じ、私の意図を組む活動をしてくれるならもう一度、監督もどきをやってみたいと思います。


 


ま、私はこうやって愚痴を垂れ流しながらもピッチで一生懸命にボールを追いかけたパンダゴンの選手たちに感動を与えてもらったのも事実。


そんな選手たちに感謝をしている監督もどきでした。

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