
一岡の流出について
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テツ
2013年12月26日 23:09 visibility1123
しばらく放置しておいたのですが近年の巨人の動向に色々鬱憤がたまったのでガス抜きを兼ねて書こうとおもいました。
ほかならぬ表題の一岡選手についてです。
某巨大掲示板やブログ等では一軍での実績が無く取られても痛くはない、厚い巨人の中継ぎ陣の中では芽が出無いのではないか、大竹が取れることに比べればはるかに得をしている、二軍には同じような能力の選手がゴロゴロ居る、ナドナド半ば負け惜しみ的な書き込みが目立っているような気がします。
いや、待ってください。こういう書き込みにどうしても違和感を感じるのが現時点での一岡の評価しか考えていない点です。彼はまだ2年目、しかも専門学校卒でプロ入り時も20才そこそこの非常にキャリアの短い選手です。その選手が一軍の壁が超えられていませんが二軍では圧倒的な成績を収めています。普通こういう選手をトッププロスペクトと呼び普通の球団であれば主力選手に準ずる扱いをします。
ですから、よく大竹と一岡のトレードと考えるなら〜と言う想定をしている人がいますがこんなトレードは普通成り立たないので損も特もありません。
それにこのようなプロスペクトが漏れるような「層の暑い」投手陣を持ち圧倒的な成績で優勝したチームがどうしてFAで、さして突出した成績もなく、大怪我で長期離脱歴のある投手を獲得しなければならないのでしょうか。矛盾しています。
そもそも一岡をホイホイ放出しても左うちわのようなチームではないはずです。松井を指を加えて見逃してまで社会人即戦力投手を取りに行ったり、年間200イニング投げられるポテンシャルを持つ投手を中継ぎに回したりするチームが巨人です。
さらに言えば二軍には一岡レベルの若手投手は私には見当たりません。強いて言えば笠原ですが彼は半ば1軍の投手です。一岡選手は将来的な編成を考える上で普通に考えれば外せるはずのない選手だったのです。
ではなぜそのような選手が外れたのか。おそらくは多くの人が実際は取られるはずが無い、あるいは取られても痛くないと判断した選手を色々なしがらみや原監督の一存でプロテクトしたのでしょう。では一岡選手クラスが外れることがわかっていてどうしてFA獲得に乗り出したのか。大補強宣言していたご老人の顔が浮かんでくるのは私だけではないはずです。
過去、プロテクトから外れて大活躍した若手選手はほとんどいないそうです(福地選手や赤松選手はどうなのかと思いますが)。しかし過去大丈夫だったから今回も大丈夫などという補償は全くありません。FA制度が導入された当時はプロテクト枠が多くそこから漏れるような選手に一岡選手レベルはいませんでした。また普通はFA選手を取るチームは選手層が薄く、これまではこのクラスの選手は漏れていない、またはそれ以上の大物選手がプロテクト漏れしていた場合がほとんどだったと思います。
つまりFAの補償としてはきわめて稀なケースなのです。このような場合、これまでの前例はあてになりません。
もう過ぎたことはしょうがありませんし、一岡選手は広島で大活躍することを願っていますが(そしてかなり高い確率、大竹選手が契約期間中10勝以上上げ続ける確率よりも高い確率で彼は活躍するでしょう)、このような将来性が見えない編成、補強がまかり通るようになった状態を危惧してやみません。
更に恐ろしいことに補償選手は更にもう一人います。その選手は一岡選手に並ぶような評価の選手なのです。
一体このチームは将来どうなるのでしょうか・・・。
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