
桑田
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2007年06月16日 19:09 visibility63
ピッツバーグ・パイレーツの桑田投手が、ついにメジャー昇格を果たしました。
今はまだ中継ぎの負担の無い場面での起用となっていますが、実績を積み上げていけば、必ずスターターの座を勝ち取ることができるでしょう。
ピッツバーグ・パイレーツといえば、もう20年近く前に日米野球で来日したトニー・ペーニャという強肩捕手と、ロベルト・クレメンテ賞(*)の故クレメンテ選手くらいしか印象にありません。
日本では無名に近いそのチームに桑田投手が今シーズンから加入していますが、パイレーツを選んだ理由として「クレメンテ選手に憧れていたから」と語ったのは、いかにも桑田投手らしいな、と思います。
(*)1960年代に首位打者を4度も獲得する等、活躍し、1972年の不慮の飛行機事故で現役選手でありながら帰らぬ人となっ
たロベルト・クレメンテ選手を記念してその名を冠にした賞。ニカラグア大地震の被災地に救援物質を届ける飛行機に物資とともに乗り込んだが、離陸後間もなく墜落した。(The official site of The Pittsburgh Piratesを参照)
読売ジャイアンツ時代はエースナンバー「18」を付けて槙原・桑田・斉藤の3本柱の一角としてローテンションを支え、173勝を挙げました。174�と投手としては恵まれない体格ながら、球の”キレ”で勝負する投手ですね。ツーシーム・チェンジアップ・カーブ・シュート・スライダー・フォークと、変化球の全ての球種を投げ分けられる技術を持っています。
球種の豊富さ、コントロールの良さに加えて、「9番目の野手」としての守備力の高さ、38歳になってなお衰えぬ探究心、逆境に耐える精神力もメジャーで闘っていく重要なファクターです。
僕は、スターターを1年間任せたら、10勝する可能性もあるのではないか?と思っています。
なぜならメジャーには、現在はサンディエゴ・パドレス在籍のグレッグ・マダックス投手のように、体格・ファストボールのスピードともに、日本人選手と同じレベルでも17年連続で15勝以上を挙げ、「精密機械」と呼ばれている投手もいるからです(抜群のコントロールと独特のツーシーム、サークルチェンジを操ることも付け加える必要はありますが)。
それに、ピッツバーグ・パイレーツの投手陣はヴァン・ヴェンソーヘン投手以外に絶対的なスターターが居ません。ローテーションの一角に割り込むチャンスなのです。
是非、近い将来、スターターの座を勝ち取って、強打者をキリキリ舞いにする桑田投手の雄姿をTVで見たいですね。
GO, GO, Kutawa!
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- 事務局に通報しました。
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