
イチロー(1)
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J
2007年06月09日 23:13 visibility34
予め、言っておきます。
シアトル・マリナーズのイチロー選手は、今、日本人プレーヤーで最もメジャーリーグで活躍している選手であり、野茂英雄投手とともに恐らく日本人プレーヤーで最もリスペクトを受けている選手であり、日本人プレーヤーで唯一人、「超一流」と認められている選手であると思います。主観も多分に入っていますが、おそらく大方間違いないと思います。
イチロー選手がメジャー1年目のシーズンでアメリカンリーグ首位打者・同盗塁王・同新人王と同MVPを獲得したことは周知の事実ですが、時の米国高官が「最も質の良い輸出品」とジョークにする程、その活躍ぶりは社会現象化しました。
そして今や、「日本人として」という枠は外され、メジャーリーグを代表する一選手として国籍を問わず、認知されています。
ということは全て承知の上で、申し上げますが・・・、
僕はイチロー選手にあまり憧れていません。
「おいおい、何を言い出すんだこの馬鹿は?」という声が聞こえてきそうですが、理由があります。
(「当たり前だ、この野郎!」という声も聞こえてきます)
理由1
イチロー選手が活躍しているフィールドが、スポーツにおいて日本人が得意とする「クイックネス」「インテリジェンス」「テクニック」等の分野である、と思われること。
理由2(暴論)
本来右打ちの僕がイチロー選手っぽい打ち方で左打席でヒットが打てていること。
理由1について
「だから何だ、得意な分野で勝負して何が悪い!」とも思います。でも、プロスポーツの世界はファンあってのもの。我々ファンは想像を超えたプレーに感動し血沸き肉踊るのです。
プロ野球の7年間(実働期間)で散々、一流の投手の渾身の球の4割近くを自由に打ち分けているのを見せられた後で、さらに世界一の舞台でも、それよりほんの少しだけ低い確率でそれらを自由に打ち分けているのを見せられた後では、少々のことでは感動しなくなってしまっているのです。
彼に関しては。
理由2(暴論)について
ただの暴論・勘違いにすぎないことは承知しております。
でも、僕が目指しているのは、
「最後まで球を見てギリギリまで引き付けて、体重を後ろ足に残して、体の幹というか軸を感じながら体を回転し、最短距離で叩く」打法なのです。
「天才的な動体視力でボールの軌道を把握し、ポイントを前にしつつも、ずば抜けたコントクト能力でボールを捕え、ヒットするやいなや瞬時に一歩目の快足を踏み出す」打法ではありません。
今日打ったレフト前ヒットは、2-1と追い込まれてから外のクサい球を2球カットした後の5球目をノーステップでミートだけした結果でした。
頭の中のイメージだけは、マリナーズの本拠地シアトルのセーフコフィールドでのイチロー選手の華麗な流し打ちでしたけど。
でも、僕はライト方向に強いラインドライブを打ちたい。
イチロー選手のように、インパクトの瞬間、ほっぺたを膨らませて、ミート力に絶対の自信があるから他の人より細いバットを使用して、1番バッターだからホームランより出塁、そして盗塁することで相手投手にダメージを与え、時にはハードヒットしてライトスタンドに放り込み、「(パワーが無い分、強いスウィングで完璧に芯を食わないと飛ばないから)僕のホームランは偶然ではありません。」とインタビューで答え、『じゃあ狙って打ってるってことかよー!』とファンを驚嘆させるような選手をイメージしながら。
イチロー選手のように。
(つづく)
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- 事務局に通報しました。
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