「両棒餅」。 さて、何と読む?
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愛甲霞
2011年07月05日 16:25 visibility5
日曜日、九州新幹線「さくら」に乗って、鹿児島へ行ってきました。
鹿児島は両親の、生まれ故郷です。
親近感のある場所です。
新幹線を降りた後は、車で市内を見て回りました。
表題の「両棒餅」は、島津藩、別邸付近の海岸沿いのお店で売られている、お餅で「ジャンボモチ」といいます。
何故、「ジャンボ」が「両棒」なのかといいますと。
このように、一つの餅に2つの串が刺さっている訳です。
両とは、唐音で(りゃん)鹿児島では(じゃん)となります。
つまり、「二つ」を意味するそうです。
白いお餅に、二本の竹串が刺さっている姿から、
「両棒(じゃんぼ)」の名が生まれたそうです。
直径、3~4センチの餅は直火でキツネ色の焦げ目がつくまで焼かれ、
トロリとした独特の(アン)がかかっています。
大変、おいしく、1人前12本の量もペロリと平らげてしまいました。
お店は道路に隣接していて、海水浴に来たお客に人気のようです。
この日、お店に入ってきた男の子のエピソードです。
男の子:「両棒餅、持ち帰りで2つ下さい」
店主:「車は??」
男の子:「今、横の道を進んでいます。」
店主:「気をつけて、走って下さいね~」
この写真、奥の青いシャ
ツの男の子が駆けていく様子。
車から降りずに、窓から手を出して、焼きたてを、運よく購入する人もいるようで、
手が空いた時には、店の人が路上に出て販売していました。
味もさることながら、こうした雰囲気が繁盛の理由でしょう。
週末の楽しい、ひと時でした。
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